マインドフルネス・マネジメントを実践するにあたって、土台となるのは今の自分です。
自分自身、そして自分の現状を把握し、整理することで、初めて何が足りなくて何が必要なのか、何が自分には合っていて、何が合っていないのかなどが見えてきます。
それがわかって初めて行動戦略が立てられるようになるわけです。
①自分が没頭できるものを実践し、その時の感覚を観察する
②今の1日の過ごし方を振り返る
③ルーティン化できそうな部分をピックアップする
一つ一つ説明していきましょう。
まず、「自分が没頭できることを実践し、観察する」としていますが、なぜこのステップを踏むのかというと、マインドフルな状態を一度体験しないと、どの状態が果たして正解なのかわからないからです。
自分が没頭できること、それはスポーツかもしれませんし、読書かもしれませし、旅行の計画を立てることやコスプレの衣装選びかもしれません。自分が夢中になれることを思い出して、体験してみましょう。
さらにいうと、ただ体験するだけではなく、その時に自分がどんな状態なのかを観察してみましょう。
夢中になってなにかに取り組んでいる時、あなたの集中力は最大限の状態にあります。
その極限の状態においても、冷静に自分のことを観察できていれば、それがあなたのマインドフルな状態です。
このベースが整って、はじめてマインドフルネス・マネジメントの第一歩を踏み出すことができるようになります。
ルーティン化、パターン化が必要
次に、「自分の1日を振り返る」としましたが、これは休息を軸として振り返ってください。
思っていた以上に休息時間が取れていなかったり、逆にしっかり休息できているのに、体の不調が続いていたり、そういったことに気づくことでしょう。
そうやって一旦今の状況を整理することで、改善ポイントを見つけていきましょう
最後が、「ルーティン化できそうなことをリストアップする」になります。
なぜこれを勧めるかというと、ルーティン化やパターン化は脳の無駄遣いを減らしてくれるからです。
実は世界中の研究で、人間が1日に使える意思決定量は限られているということがわかってきています。
この意思決定量の話で有名なのが、アップルの創業者である故スティーブ・ジョブズ氏です。
彼の名前を聞くと誰もが黒のタートルネックにブルージーンズの恰好を思い浮かべると思います。
彼は、重要な決断の際に存分にエネルギーを使えるよう、日々の細々とした決断をなるべく減らし、エネルギーを節約するために決まった服しか着ないようにしていたそうです。
現代のように情報があふれている社会では、ただでさえ以前に比べると意思決定の場面が増えているし、選択肢が多い分複雑化しています。
そんな環境の中で常に最善の決断を下すには、やはりある程度のルーティン化は必要といえるでしょう。
ぜひ自身の1日の振り返りを通して、ルーティン化やパターン化ができるものをピックアップし、ご自身の1日の流れを組み直してみましょう。
行動や作業の効率化が図れるようにスケジュールをブラッシュアップし、今以上に休息を効果的に柔軟に組み込めるように一日を設計していきましょう。
一日の設計が完了したら、休息の内容にも目を向けていきましょう。
忙しい中貴重な時間を割いて休息をとるのですから、もちろんその効果は最大限に発揮したいものです。
しかし、具体的にどんなことをすればいいのかわからいという「お休み迷子」の人も多いのではないでしょうか。
次回からは、実際の過ごし方を紹介していきます。
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