~ビジネスアスリートのためのコンディショニング⑫~
せっかくの休日なのに、どことなく憂うつで疲れが取れない……そんなふうに感じることはありませんか。
そんな時は、脳内に存在する「ハッピーホルモン」や「幸せホルモン」とも呼ばれる『セロトニン』の分泌を活性化させる活動、「ハピ活」を意識的に取り入れてみましょう。
セロトニンには、癒しやリラックスの働きをする特別な脳波「アルファ波」を出現させる力があります。
セロトニンは、私たちの心を乱し、脳機能まで低下させてしまう「ストレス」から守ってくれる大切な盾なのです。
休日は、一週間の疲れを芯から癒し、心身を思いっきりリフレッシュさせることができる貴重な機会です。
これからご紹介する方法を取り入れて、ぜひ全力で休日を満喫してみてください。
①散歩をする
散歩のベストなタイミングは「朝」です。
朝日を浴びながらのんびりと歩くだけで、セロトニンの分泌が活性化されます。
セロトニンは、太陽光を浴びたときや、一定のリズム運動を行ったときに活性化されることがわかっています。
太陽光とウォーキングというリズム運動を組み合わせた朝の散歩は、「ハピ活」として最適な方法です。
天気の良い休日には、ぜひ朝の新鮮な空気や太陽の柔らかい日差しを堪能しながら、ゆっくり歩いてみてください。
平日に解消しきれなかったストレスや疲れが和らぎ、気持ちも頭もスッキリしてくるはずです。
②神社・仏閣などに行く
そして、お散歩に出かける際には、もしご自宅の近くに神社や仏閣がある場合は、立ち寄ってみることをおすすめします。
神社・仏閣を訪れたときに感じる「清々しい」や「気持ちいい」といった感情は、セロトニンの分泌を活性化してくれます。
ご自宅近くに神社・仏閣がない場合は、ちょっとした観光も兼ねて、パワースポットとして有名な神社・仏閣をめぐってみるのも良いでしょう。
③趣味に没頭する
三つ目の方法は、「趣味に没頭する」ことです。
趣味とまではいかなくても、それをしているととても楽しいと感じられるものであれば何でも構いません。
大切なのは、心の底から「楽しい」と思えるかどうかです。
その「楽しい」という感情こそが、セロトニンの分泌を促進してくれます。
また、好きなことに没頭しているときには、余計なことを考えなくて済みます。
休日でも仕事のことが頭から離れない場合は、趣味や「好きだな」と思えることに時間を使うよう意識してみましょう。
④肌に触れるものにこだわる
次にご紹介するのは、「肌に触れるものにこだわる」ことです。
小さいころ、お気に入りの毛布やブランケットに包まれていると、安心してぐっすり眠れた記憶はありませんか?
そのような状態のとき、脳内ではセロトニンの分泌が活発になっているのです。
皮膚は「第三の脳」とも呼ばれるほど、脳との関係性が深く、触覚は非常に重要です。
肌着や下着、パジャマや寝具など、自分の肌に直接触れるものには、自分が心地良いと感じるものを選ぶようにしましょう。
⑤腹式呼吸をする
最後にご紹介するのは、「腹式呼吸」です。
これは道具も何も必要ないので、最も手軽に実践できる「ハピ活」と言えます。
腹式呼吸は、先ほどお伝えしたセロトニンの分泌を促進する「リズム運動」の一つです。
やり方はとても簡単です。吸う息でお腹までたっぷりと空気を送り、吐く息でお腹をへこませながら、すべての息を吐き切るという動作を繰り返すだけです。
ポイントは「急がないこと」。できるだけゆっくりと息を吸い切って、しっかりと吐き切るようにしましょう。
このように、ハッピーホルモン・セロトニンが分泌される行動を意識することで、「楽しい」と思える時間を自然と増やすことができます。
心から「楽しい」と思える時間を増やすことで、自然と肩の力が抜けて、心身ともにリフレッシュできるはずです。
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