どうしても仕事がつまらない時、反対に焦ってしまう時、皆さんはどうしていますか?この記事ではマンネリや焦りをやる気に切り替える方法をご紹介します。
Q 仕事がマンネリでつまらない!
新しい仕事を始める or 休む
やる気が上がるのはどっち?
→マンネリを感じたら、新しいことを始めるチャンスと捉えよう
仕事に対してマンネリを感じたら、むしろ業務改善のチャンスかもしれません。
今、自分は何をつまらないと感じ、何に飽きているのか、見直した方がよいポイントは何か……を考えることで、改善すべきポイントが浮き彫りになり、新しい取り組みを始めるヒントを得ることができるからです。
そもそも仕事がマンネリ化する原因は2つあります。ひとつは、仕事自体に問題があるとき、もうひとつは仕事のやり方に問題があるときです。
前者は、能力と仕事内容が合っていないときにマンネリを感じやすくなります。能力以下の簡単な仕事しか与えられていないと脳はやる気を出すまでもないと判断します。この場合は上司に掛け合い、今より難易度の高い仕事を任せてもらえるよう交渉してみてください。能力以上の仕事ができれば達成感を味わえて、さらに自分の能力の向上も感じられるはずです。
もうひとつの「仕事のやり方に問題がある」については、ご褒美不足が原因と考えられます。この場合は脳に〝報酬〟を与えることでやる気は上がります。例えば「今月の目標を達成したら、旅行に行く」「上司を説得できたらステーキを食べる」など、自分への報酬を用意することでやる気を高めるのです。
Q「焦る」という感情はやる気を上げる、下げる、どっち?
→焦りは「やる気」の表れ!焦りのパワーを利用して素早く動こう!
焦れば焦るほど、仕事が手につかなくなることがあります。頼まれた仕事が約束の時間までに終わらなくて焦るとか、目標数字をあげられなくて焦る……など、やらなくてはならないのにうまくできなくて焦ることは、誰にでもあるでしょう。
こういうとき、焦るあまり、「もうやってもムダだ」と仕事を放り出してしまう人がいますが、脳の観点では「せっかく焦っているのだから続けた方がいい」といえます。
なぜなら、焦るのは「やる気の表れ」ともいえるからです。
脳が焦るのは、うまくいくのがわかっているからです。やればできるはずだから、早く手を付けて達成しようとあなたに働きかけているのです。あなたが焦りを感じたときは、脳の「やる気」を利用して早く行動に移したほうが賢明です。
逆に、「うまくいかない」と脳が判断しているときは、焦りは生じにくくなります。やっても仕方がないので、あなたを焦らせる理由がないのです。それでも焦りを感じたときは、うまくいかないことに対して時間や労力をかけたくない……という脳からのメッセージだと考えてください。
つまり、「やってもムダなことから早く離れたい」と脳は訴えているのです。
もし焦りを感じたとしても仕事を投げ出すのではなく、手早く片付けてしまうのが良いでしょう。
『自分のやる気が上がるのはどっち?』(著:田中伸明)より
『自分のやる気が上がるのはどっち?』 (クロスメディア・パブリッシング) |