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【オンラインコミュニケーション】印象をぐっと良くするための4つのポイント

オンラインツールを利用する機会が増えたことで、これまで以上に身につけておきたいコミュニケーションスキルがいくつも出てきました。その中でも、特に重要性が高まっているのが「印象力」ではないでしょうか。

リアルな場でのコミュニケーションは五感を使って印象が形成されますが、オンラインでは視覚と聴覚の2つの感覚に限られます。つまり、画面越しの限られた情報だけで、相手に与える印象が決まってしまうのです。

今回は、コミュニケーションを取る前の段階で、オンラインでの印象をぐっと良くするための4つのポイントをご紹介します。


1.画面の明るさ

まず大切なのは「画面の明るさ」です。顔が暗く映ると、表情も沈んで見え、良い印象を持たれにくくなります。血色が悪く見えたり、性格まで消極的に見えてしまうこともあります。

スタンド式のライトを顔の正面に置く、日中であれば窓からの自然光をうまく取り入れるなど、工夫してみましょう。リングライトなどもおすすめです。手頃な価格のものでも明るさや色味を調整でき、非常に使いやすいです。

パソコンが古い場合、画質が悪く暗く映ることがあります。その場合は、外付けカメラを用意したり、スマートフォンをカメラ代わりに使ったりするのも一つの方法です。

オンラインでも第一印象はとても大切です。顔や表情が明るく映っているか、一度チェックしてみましょう。

2.画面に映る顔の大きさ

画面に映る自分の顔の大きさを意識したことはありますか?意見が分かれるところではありますが、私は「顔をややアップで映す」ことをおすすめしています。

顔が遠くにあると、表情が画面上でほとんど読み取れません。本人にそのつもりがなくても、相手には「何を考えているかわからない」「やる気がなさそう」といったネガティブな印象を与えてしまいかねません。

3.目線の高さ

次に意識したいのが「目線の高さ」です。多くの人が、机に置いたノートパソコンをそのまま使うため、視線が下向きになりがちです。その結果、相手を見下ろすような印象を与えたり、伏し目がちで元気がない印象になったりします。

目線は、なるべくカメラと水平になるように調整しましょう。パソコンスタンドを使えば、高さや角度を自由に調整できて便利です。また、パソコンの熱こもりも防げるという副次的な効果もあります。

一度、画面に映った自分をスクリーンショットで撮影し、客観的にチェックしてみるのがおすすめです。

4.背景の整理

画面越しに見える背景も、あなたの印象を大きく左右します。後ろに物が散乱していたり、人やペットが頻繁に動いていたりすると、相手の集中力を削いでしまいます。

ZoomやTeamsなどではバーチャル背景を設定することが可能です。必要であれば、グリーンバック(合成用の緑の布)を使うと、より自然で整った印象を与えられます。

もちろん、オフィスや自宅の環境によって映り込むものは避けられないこともあります。完璧を目指す必要はありませんが、「最低限整える」ことを意識するだけで、印象は大きく変わります。

 


オンラインでは限られた情報から印象が決まります。今回ご紹介した4つのポイントを意識するだけでも、相手に与える印象は大きく変わります。

「印象力」もまた、立派なコミュニケーションスキルの一つ。少しの工夫で、大きな差がつきます。ぜひ、実践してみてください。

「オンラインでも好かれる人・信頼される人の話し方」(桑野 麻衣)より

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『オンラインでも好かれる人・信頼される人の話し方』 (クロスメディア・パブリッシング)

 

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