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朝食を食べる人も食べない人も知っておきたい、朝の健康習慣

朝起きたら、まずは口をゆすいでコップ1杯の水分を補給しましょう。寝ている間も尿はつくられ続けています。つまり、起床時は軽い脱水になっていて、なるべく早く補正する必要があります。朝、オシッコをしたら少なくともオシッコの量に相当する分だけは、すみやかに水分を補給してください。

種類は水道水でもミネラルウォーターでもお茶でもコーヒーでも何でも構いません。ここで重要視するポイントは「なるべく早く水分を補給すること」です。水道水、もしくは手元にあるペットボトルが一番手軽ですね。

朝食のポイント

朝食を食べる人もいれば、食べない人もいると思います。朝食で意識したいのは、たんぱく質・食物繊維・水分の3つをしっかり摂ることです。

たとえば、たんぱく質とサラダ(食物繊維)がメニューに含まれていれば、飲み物は水分補給が目的であると考えてよいでしょう。

朝食に取り入れやすいたんぱく質には、以下のような食品があります。

■乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ)
■肉や魚(ハム、ソーセージ、焼き魚)
■卵
■大豆製品(豆腐、納豆、豆乳)

食物繊維は、野菜・豆類・穀類・果物などから摂取できます。

ここれらがあれば、飲み物は水分補給が主な目的になるので、質より量が重要で種類は問いません。起床直後に飲んだ水と合わせて最低200ml、できれば500ml程度は水分補給をしましょう。内訳としては、「睡眠中の不足分の補填に200ml」「これからの活動に備えた貯蓄分として300ml」が目安です。

朝食の代わりになる飲み物

もし、朝食を食べない場合は、朝食の代わりになる飲み物を選びましょう。朝はたんぱく質と食物繊維(と水分)を摂る必要があるので、たんぱく質と食物繊維が摂れるような飲み物が理想です。

たんぱく質を含む飲み物には、以下のようなものがあります。

■牛乳
■ヨーグルト飲料
■豆乳

食物繊維は野菜果物ジュースに含まれますが、ジュースから摂れる食物繊維だけでは不足気味です。ないよりはマシという気持ちで飲みましょう。ただし、甘いジュースは糖分が多いので要注意です。

朝食を食べない人で、通勤がそれなりの運動負荷になっている場合、たとえば連続して20分以上歩くような人は、出勤前より会社に着いてからたんぱく質と食物繊維を含んだ飲み物を摂ることをオススメします。脂肪燃焼には空腹時に運動すること、筋肉増強には運動後にたんぱく質を摂取すると良いとされているからです。

なお、朝食を抜いたからといって体重はあまり変化しないようです。そういう意味では、たとえダイエット中でもキチンと朝食は食べることをオススメします。

「なぜ、一流は飲み物にこだわるのか?」(著:田中越郎)より

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『なぜ、一流は飲み物にこだわるのか?』 (クロスメディア・パブリッシング)

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