自分探しは「一生の課題」
私、3つの無形資産の中では、変身資産を一番強化しないとかなって思います。
基本的に何でも「やりたい!」と思ったらすぐやるスタンスではあるんですけど……自分自身への理解って、ふとしたときに、「あ、自分のことわかってたようでわかってなかったな」って思うことがありませんか。
「自分はこういう人間だと思ってたけど、意外とこういう面も持ってたんだ」って。だからこれは一生の課題な気がします。自分と向き合うってことを頻繁にしていかないと、知らない間にぶれちゃってたりとか、知らない自分がいたりとか、結構あるのかなって。
「絶対自分は将来これしかやらないんだ!」って思ってても、途中で方向転換が必要になったり、気づいたら違う方向に行ってたりとか、全然あると思う。
むしろ100年も人生があったらそれが自然ですよね。そして、「本当はこれをやりたいと思ってるんだけど、仕方なくずっとこの会社にいる」みたいな生き方が、これからの時代は淘汰されるかもしれない。「自分の方向が変わってきた」って思ったら、敏感に察知してそっちの道に行けるように準備するとか、そういうことが必要になりそうですよね。
ライフ・シフトへの抵抗感をなくすには?
そうやってスムーズに方向転換するには……「意識すること」が大切なのかなと思ってます。
私もやっぱり、新しいものに対する抵抗が全くないかって言われたらそんなことないんです。ちょっと苦手だな、怖いな、不安だな、とか思うことは普通にあります。
だから、それをひっくるめて、第3者視点で意識する。「自分はこういうのが苦手なんだな-、でもこっちのほうがプラスだからやろう」って強く意識して動くことで、新しいことに対する抵抗をなくしていけるかなと。
要は、変わることの重要性をどれくらい強く意識できるかってことだと思うんです。
起業家、おばあちゃんグラビア、宇宙飛行士…無限の可能性!
私もこれから、もしかしたら起業とかするかもしれないです。10年後とか20年後に。笑
別に具体的にどうというわけじゃないですが、いろんな人と出会ったり、こういう本を読んだりする中で、割と想像の中に浮かんでくることがあるので。人ってまったくありえない、脳内をかすめもしないことを想像したりはできないじゃないですか。だから可能性としてはゼロじゃないかなって。
100年時代では「年齢とライフステージが一致しなくなる」っていう話もあるんですけど、本当にこれから年齢とか最初の職業とか関係なくて、何にでもなる可能性があるんですよね。技術とか医療とかだって進歩するし。たとえばグラドルも引退とかなくなって、「おばあちゃんのグラビア」とかもあるかもしれないし。笑
あとグラビア以外でなんでもあり得るとしたら……私、宇宙飛行士になってみたかったんですよ。大人になって『宇宙兄弟』を読んでから、「あー、別の人生だったら宇宙飛行士になりたかったな」って思ったんですけど。笑
今から目指すのは無理だろうけど……この本の言うことにはわからないですよね、もっと簡単に宇宙飛行士になれる時代が来るかもしれないし。あと、ZOZO TOWNの前澤社長じゃないですけど、ものすごいお金持ちになったら宇宙旅行には行けるかもしれないし。
前澤社長は同行者にアーティストを誘ってるから、現代美術家になって行くのもありかな。せっかく芸術学部出てるので。笑
夢が夢で終わらない時代になった
私が大学で専攻してたのは音楽なんですけど、美術とか映像とか放送とか、他の学科の人たちとも交流があったので、そういう人たちとコラボして。
それこそ彫刻とグラビアとかってコラボしやすそうですよね。私、大学の同級生に“彫りたい体型”って言われたことあるんですよ。笑 実際にグラドルの等身大のフィギュアみたいなのもありますよね。
あと今パッと思い浮かんだのが、白塗りの石膏像あるじゃないですか、あれのグラビアバージョン。笑 裸の彫刻に水着を着せて飾る。「触らないでください」って描いとく。笑
グラドル×現代美術家で、作品と一緒に表紙とか飾りたい。笑
なんかすっごい夢が膨らんできましたけど……全部夢物語で終わるかというとそうでもないのが今の時代。なんたって100年もありますからね! 私、鈴木ふみ奈はまだまだいろんな夢を追い続けますよ!!
〈今回の格言〉「人生は無限大!」
▼今回の書籍
『まんがでわかる LIFE SHIFT』 (東洋経済新報社) |
1990年生まれ。埼玉県出身。オフィスポケット所属。愛称は「ふみにゃん」。
日本大学芸術学部音楽学科サックス専攻卒業。2009年より雑誌のグラビアを中心にタレント活動を開始。ミスFLASH 2011グランプリ。第3回「AKIBA TOKYO COLLECTION」グランプリ。ミス・ワールド・ジャパン2018ファイナリスト。趣味・特技はサバイバルゲーム、麻雀、読書、サックス、ピアノ、