お酒は大人の嗜みであり、ビジネスパーソンには欠かせない飲みもの。読者のみなさんもよく飲んでいるんじゃないでしょうか? 連日飲み会で飲みっぱなし……なんて方もいるかもしれません。
ということで、読書コラム『道は開ける』第4回で取り上げる本はこちら、『酒好き医師が教える 最高の飲み方』(日経BP社)。さらに、ビジネスパーソンに欠かせないもう1つの飲み物・コーヒーについても書かれた『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』(クロスメディア・パブリッシング)もご紹介します。
※今回、撮り下ろし写真は”飲み会風”スペシャルバージョンでお届けします! さらに、記事末尾にはスペシャル動画も!
◆第1回はこちら→「4倍以上の仕事をこなし、2倍以上の自由時間を確保する方法」
◆第2回はこちら→「スマホの待受を変えるだけで体調がよくなる?」
◆第3回はこちら→「グラドルの次は起業家or宇宙飛行士? 人生100年時代の可能性は∞」
「酒好き医師」がお酒のウソ・ホントを徹底検証!
『酒好き医師が教える 最高の飲み方』は、お酒にまつわるいろいろな疑問を、それぞれ詳しい医師の方が解説する形式になってます。
「つらい二日酔いを回避する方法」とか「14万人調査で判明! 病気にならない飲み方」とか、31のトピックがあって。お酒っていろんな説があるけど、それを一つひとつ「これは正しかったんだ」「これは正しくなかったんだ」って紐解いていけるのがすごくよかったです!
実は私、そんなにお酒強くなくて、でも飲めるようになりたいって思ってたので、とってもためになりました。
たとえば、「お酒といっしょに水を飲むのが酔わないコツ」だけど、「水をがぶ飲みしすぎると、体内のナトリウム量が減って逆に気持ち悪くなることがある」と。
私、いっつもその状態になってたんですよ! 少しでもお酒飲んだら大量の水を飲むようにして、そしたら余計に気持ち悪くなるっていう謎の現象が起こってて。「これだったのかー!」って謎が解けました。笑 お酒と同量の水を飲むのがいいそうです。
あとはお酒の数式みたいなのがあって。「この1杯を飲んだらどれくらいの時間で処理できるか」っていうのを計算する方法があるんですね。
この本、みんな義務教育で読めばいいのに。高度な数式とか覚えるよりお酒の数式を覚えておけば、将来、「これ飲んだら何時間かかるね〜」とかちゃんと計算できて、楽しく健康的に飲めてハッピーじゃないですか?笑
「酒は鍛えれば強くなる」はウソ? ホント?
でもほんとに、この本を通して、「正しい飲み方を知らずにただただお酒を飲むのって、こんなにも怖いことだったんだな」って知りました。やっぱり情報は大切。少しでもお酒を飲む機会がある人は、この本を読んで正しい知識を得ておくべきだなって思います。
たとえばよく聞くのが、「酒は鍛えれば強くなる」説。これはね、要注意ですよ!
お酒が飲めるか飲めないかって、実は遺伝で決まっちゃってるんです。
両親ともにお酒に強い、つまり「強い遺伝子」を2本持ってる人は、お酒を飲んだときに出る有害物質「アセトアルデヒド」をすぐ分解できて、お酒に強い人。“酒豪”タイプですね。
「弱い遺伝子」が2本の人は、アセトアルデヒドを分解できない、お酒に弱い人。こういう人には絶対無理に飲ませちゃダメです!
そして「強い遺伝子」と「弱い遺伝子」がそれぞれ1本ずつの人は、飲むほど強くなる、「鍛えれば強くなる」可能性のある人らしいです。
これ、人種によって差があって、白人や黒人はほぼ100%が強い遺伝子らしいんですよ! ずるい、ほんとに!笑
で、日本人を含む黄色人種は、約50%が強い人。40%が鍛えれば強くなる人。10%はいわゆる“下戸”で、飲めない人らしいです。
私、あんまりお酒強くないって書きましたけど、40%か10%のどっちかですね。母が激弱で、父が「まあ普通に飲むかな」ぐらいなんですよ。だからハーフ&ハーフかな。笑
でも、40%であってほしいです! それだったら強くなる可能性ありますからね。遺伝子を開花させればいい。笑
ただ、「そういうタイプの人が一番危ない」とも書いてあって。「飲んで強くなった!」っていう自負があるから無茶な飲み方しちゃったり、依存症になりやすいんだそうです。怖すぎる……絶対気をつけます……!