ヨガ

【時間のない働くママにお勧め】子どもと一緒にできるヨガ~Vol.6 ぶらんこのポーズ

皆さんこんにちは。

ヨガと瞑想を使って心身の疲労を取り除く日本初の疲労回復専用ジム「ZEROGYM」にてヨガインストラクターをしている青木美穂です。

子育てを頑張るママたちの体と心が少しでもリフレッシュできるようにスキマ時間で簡単にできるヨガやストレッチをご紹介しています!

今回はまず初めに産後の”女性ホルモン”について少しお話をしたいと思います。

女性ホルモンにはエストロゲンプロゲステロンの2種類があり、この2つのホルモンの分泌によって妊娠準備がされたり女性らしい体をつくってくれたりなど、女性の体のサポートをしてくれています。

 

 

そんな2つのホルモンは妊娠をすると分泌量が増えますが、その量はなんと非妊娠時の100〜300倍です。女性の体ってすごいですよね。

さらに驚く事に出産直後その量は減少し、なんと0(ゼロ)になります! 妊娠中は女性ホルモンが胎盤から分泌されますが出産と共に胎盤が外に出るからです。

産後は無性にイライラしたり、突然悲しくなって涙が出てきたり、精神的に不安定になりやすいですが女性ホルモンがこんなにも変化する事が原因です。

日々女性ホルモンの働きによって心身にさまざまな変化が起こり、その変化に対応していく女性の体は本当にすごいのです。

そんなご自身の体を労わりながら、本日も楽しく体を動かして運動不足を解消し、心身共にリフレッシュしましょう!

 

【ぶらんこのポーズ】

お腹まわりの引き締め、下半身強化に効果的なトレーニングです。

  • 赤ちゃんを抱っこして足を大きく開きます。(※赤ちゃんが落ちないように片手はお尻の下から支えてあげましょう。赤ちゃんの向きはママと向かい合わせでもOKです!)

 

 

  • おへそを引き入れてお腹を引き締めたら腹筋を意識しながらゆっくりと上体を倒します。(※上体を倒す時は背骨が丸まらないように気をつけましょう。)

 

 

  • このままブラブラ前後に赤ちゃんを揺らしてあげましょう。戻る時は背中を丸めるようにしながらゆっくりと起き上がります。

 

 

腹筋を毎日するのは辛いですがこれならお子さんと楽しみながらお腹を鍛えられます。

 

【ポイント】 

・お腹の力が抜けると腰を痛めやすいので腹筋を意識しましょう。

・足を開いた時につま先は正面を向けて下半身を安定させましょう。

・あんまり激しく揺らして赤ちゃんを落とさないように十分気をつけましょう。

 

 【一人で行う場合】

  • 足を大きく開き、背中の後ろで指と指を絡めます。肩甲骨を引き寄せ合い胸を開きましょう。

 

 

  • お腹を意識しながらゆっくりと上体を倒します。余裕があれば握りこぶしを頭の方に近付けます。肩まわりがほぐれてきますよ。

 

 

  • 戻る時はお腹の力を使いながら握りこぶしに引っ張られるようにゆっくりと上体を起こします。

 

【赤ちゃんに与える効果】

不安定なところでバランスをとる事で赤ちゃんの体幹のトレーニングになります。

また目を動かす事で感情のコントロールが上手になり穏やかな子になると脳科学で言われています。

(詳しくは第3回目でお話ししています。)

子どもの脳は3歳頃までに8割が完成していきます。脳を主に構成している数百個の「神経細胞」が全身へ情報を伝達しており、神経細胞をつなぐ接続部(シナプス)の繋がりを強くすると脳内の情報伝達もスムーズになっていきます。

シナプスは刺激を繰り返す事で脳内にできて太くなっていきます。脳が完成する3歳までシナプスの繋がりは強くなり、脳が完成される6歳までにできたシナプスは一生減る事はありません。

ぜひ、お子さんと一緒に体を動かしたり、声を掛けたり、ママの運動している姿を見せてたくさんの刺激を与えてあげましょう。

最後に

昨今6割以上のママ達が産後クライシスを経験していると聞きます。最初にお話したようにこれだけ女性の体にホルモン変化が起きていたら精神的に不安定になるのも納得できますよね。

”夫に何をされてもイライラするし、何もされていないのにイライラする!”

などの感情はホルモンの影響で起きることがあることを知る事でママの心が少しでも軽くなってくれたらうれしいです。

ママだけでなくパパや沢山の方々に知ってもらい、理解が広まる事で周りが産後のママ達をしっかりサポートできる世の中になってほしいなと願っています。

今日も全てのママがhappyでありますように。

次回もお楽しみに!

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