潜在意識の強大なパワー
「習慣」がここまで大きな力をもつのは、「潜在意識」の力がスゴイからだそうです。
「潜在意識」とは、人間の意識の中の「無意識」の領域。自分でハッキリ意識できる「顕在意識」の反対で、自覚はないけどいつの間にか刷り込まれていて、考えや行動に大きく影響を与えている部分だそうです。
例えば、すごく小さい頃に犬に噛まれた経験があると、もうそのことを忘れてたとしても、犬を見ただけで無意識のうちに怖くなっちゃう、とかです。
一説によると、潜在意識のパワーはなんと顕在意識の20000倍以上! 頭では「これをやらなきゃ」「これはやっちゃダメ」とか意識しててもうまくできなかったりするのは、潜在意識の力が強すぎるせいなんですね~。
私も寝る前にスマホを見るのはよくないってわかってても、かわいい動物のモフモフ動画見ちゃうのがやめられなくて……笑
あと時間があればつい麻雀ばっかやっちゃったり。笑 それも「いま麻雀の仕事してるから、勉強になるしやっちゃおう」みたいな、自分で理由をつけて、もう遅い時間なのに「あともう1ハンチャン!」とかなっちゃう。笑
でもでも! 嬉しいことに、「意識の力で徐々に潜在意識をコントロールしていくことで、悪いことはやめられるし、むしろいいことを無意識的に、半自動的に行えるように染み付かせることもできるんだー」って書いてあります!
つまり、習慣の力を味方につけちゃえばこっちのもの! 「朝早く起きて英会話勉強するぞー!」とかも、歯磨きするみたいに自然に、努力しなくても当たり前にできるようになるってことです。
まずは1つの習慣化に集中すべし
この本には、そのためのポイントやコツがいろいろ書いてあるんですけど……中でもすごく響いたのが、「まずは1つの習慣化に集中すべし」ってこと。
私、「数撃ちゃ当たれ」みたいなところもあるというか、たくさんいろんなものに挑戦してるぶん、3日坊主になっちゃうものもたくさんあるんですよね。
でもそれらを習慣化させたいなら、優先順位をつけて、まず1つに絞ること。そして1つの習慣を身につけられたら、2つ目の習慣化に取り掛かるようにする、と。
やっぱり人って、何個も何個もやりたくなっちゃうと思うんですよね〜。早起きしたいし、英語勉強したいし、ダイエットしたいし、みたいな……。笑
でも全部一気にやろうとすると、そのぶん意識が散漫になって効率悪いですよね。すぐ力尽きちゃって、結局1つも達成できなかったりしちゃう。欲張っちゃダメなんですね。
「マルチタスクをすると雑念が生まれて集中力が下がる」っていうのも聞いたことあるし、「部屋にモノがいっぱいあるとやるべきことがわかんなくなる」っていう経験にも繋がってて、理にかなってるなって思いましたね。
習慣化成功のポイント3つ
ほかにもいろいろ大切だなと思ったポイントがあって。まず、「自分の『真の目的』を見つける」というところ。
「なんで自分はその習慣を身に着けたいのか」っていうのを、付属の質問コーナーで掘り下げていくんです。そして、単に「早起きしたい」とかじゃなくて、「早起きして家族との時間をつくりたい」みたいに、その習慣を身に着けたい本当の理由を探り出すと、不思議なほどに習慣化がうまくいく、と。
私もやってみましたけど、自分の中に目標がカチッとハマって、「やらなきゃ」というより「やりたい!」っていう考え方になるので、すごくよかったです。
それからより即時的なポイントでいうと、「グループでやってみる」っていうのもあります。
同じ目的を目指すグループをつくって習慣化に取り組むと、やっぱりサボらないように牽制しあえるし、『この子も頑張ってるから』ってやる気が湧いてくるそうです。これは納得ですよね。
→NEXT:習慣化のコツは「快の感情」!?&2019年の目標は…