はじめまして。気象予報士の柴本愛沙です。
私の自慢は、「実年齢より10歳以上若く見られること!」。四捨五入すると立派な(!?)アラフォーなんですが、そうは見えないみたいです(笑)
よく「どんなことをしているのですか?」と聞かれるのですが、特別なケアはしていません。そのときの季節や環境に応じて、ちょっとした「工夫」をしているだけです。
今回は、そんな私が梅雨時期の美容のために気を付けているポイントを3つご紹介したいと思います。
6月、7月(梅雨時期)の気候と肌への影響・3つのポイント
ちょっと憂鬱な梅雨の時期。みなさんは、この梅雨の環境(湿度・温度・紫外線)が肌にもたらす影響についてどれだけご存じでしょうか?
ジメジメと肌にまとわりつくような湿気や、雲の隙間から降り注ぐ強い紫外線は、お肌の大敵。
気温と湿度が急上昇する季節だからこそ、ポイントをしっかりおさえて、キレイをキープしましょう。
【1】6月の紫外線の強さは真夏並み!
紫外線の強さは6月から急上昇し、7月と8月にピークを迎えます。
梅雨時期は雲が多いので日照時間は少なくなりますが、それでも強い紫外線は降り注いでいます。
特に油断しがちなのが「梅雨の晴れ間」。
梅雨の合間に晴れたときの紫外線量は強く、うっかり日焼けをしてしまう人が急増します。
そこでぜひ実践していただきたいポイントは、
■曇っていても外出時は日焼け止めを塗りましょう!
紫外線にはUVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)があります。UVAはシミ、シワなど、UVBは日焼け、シミなどの原因になってしまいます。
UVAはほぼ一年中強さが変わりませんが、UVBは5月から強さが急上昇します。
短時間の外出でもSPF50くらいの強めの日焼け止めを使うようにしましょう。
突然晴れ間が出ることがありますので、天候にかかわらずしっかりと対策してください。
■意外と盲点になりがちな髪の毛や頭皮のUVケアをぬかりなく!
対策をしなければいけないのは肌だけではありません。
体の中で一番紫外線を浴びる髪の毛や頭皮も紫外線によるダメージを強く受けています。
肌がきれいでも、髪の毛が痛んでいるとそれだけで幻滅…なんて話もよく聞きます。
髪の毛や頭皮の紫外線ケアでオススメなのがスプレータイプのUVカットスプレー。
頭から30センチくらい離し、中心に大きく円を描くように2周スプレーすると、それだけで紫外線ダメージから守ることができます。
【2】梅雨は気温と湿度が高くムシムシ。汗や皮脂が増えベタつき肌に
6月、7月(梅雨時期)は気温と湿度が高く、汗や皮脂の分泌が増えベタつき肌になりがちです。こういった環境のときは、毛穴が詰まり白ニキビや毛穴の黒ずみの原因になります。
そこでぜひ実践していただきたいポイントは、
■酵素洗顔料で毛穴の詰まりや酸化した皮脂をしっかりオフ!
古い角質などを溶かしきれいに除去する効果が高い酵素洗顔料は、肌表面だけでなく毛穴の奥に詰まった角質や角栓のたんぱく質自体を溶かします。
これを使うことでベタベタ肌がすっきりするだけでなく、肌のくすみが解消され透明感が出てきます。
■洗顔後の保湿はしっかりと!
肌にまとわりつくような暑さが続くと、さっぱりしたくて保湿ケアをしないという間違ったケアをする人が増えてきます。
しかし、これは間違いです。保湿が不足すると「皮脂が足りない」と肌が勘違いして余計に皮脂が出てきてしまいます。
保湿をきちんとすれば皮脂は減ってベタベタ肌にはなりません。正しいケアを心がけるようにしましょう。
【3】うだるような暑さの梅雨時期。室内では冷房によりお肌が乾燥
冷房の効いた空間に長くいると肌は乾燥します。
衛生基準規則では、オフィスの環境基準として室内の気温が17度以上28度以下、および相対湿度が40%以上70%以下となるよう努めなければならない、とされています。
ですので、冬だけでなく夏も湿度をチェックすることが欠かせません。
そこでぜひ実践していただきたいポイントは、
■水分と油分が入った2層ミストで手軽に保湿ケア!
オフィスでできる保湿法としてオススメです。
水分と油分が入った2層式ミストは、水分と油分がバランスよく与えられるため、皮脂が過剰に分泌することがなく手軽に保湿できます。
ミストを持って腕を伸ばし広範囲にスプレーすると、自分の周りの乾いた空気ごと保湿できるのでぜひやってみてください。
季節に合った美容法で四季を楽しむ
日本には四季がありそれぞれの季節に違った楽しみや悩みが出てきます。
その季節に合った快適な過ごし方を見つけ、この素晴らしい季節の変化を楽しみましょう。
※記事中の図は【気象庁 過去の気象データ】より筆者作成