BUSINESS SKILL

ビジネスマンの味方!コーヒーでハイパフォーマーになる方法

計画的コーヒーブレイクで、
高いやる気と集中力をキープ

どんな人でも、1日中、片時も休まず作業し続けるのは不可能です。というより、できたとしても非効率、と言った方が適切かもしれません。やる気と集中力は、適度な休憩を挟んであげてこそ効果的に発揮されるものです。

コーヒーに含まれるカフェインは、交感神経を刺激し、脳や体を素早く目覚めさせてくれます。ただし、その効果を最大化するためには、タイミングに気をつける必要があります。「眠いから飲む」「くせになっているから飲む」というなんとなくの飲み方ではなく、計画的にカフェインを摂取することが必要なのです。

ではどのようなカフェインの摂取が賢いのでしょう?

カフェインを摂取する時間

まずカフェインの摂取の大前提として押さえておきたいことがあります。それは、飲むなら「午前9時半~11時半」と「午後2時~5時まで」の間に、ということ。

これはコルチゾールという覚醒ホルモンの分泌量が変わるタイミング「午前8~9時」「正午0~午後1時」「午後5時半~6時半」を除いた時間帯です。ここが被ってしまうと、本来体に備わっている自己覚醒能力が弱まり、いくらコーヒーを飲んでも目が覚めない、だるい、といった症状を招くことになります。なんとなく飲む前に、まずはこの基本ルールを念頭に置きましょう。

「30分前のカフェインナップ」で、
商談・プレゼンの勝率が上がる

大事な商談やプレゼンに臨む際、ぜひ実践していただきたいのが「30分前のカフェインナップ」です。
カフェインナップというのは、コーヒーを1杯飲んでから 15~20分ほどの仮眠をとることで、疲れやだるさをリセットし、その後のパフォーマンスを飛躍的に向上させる、というやり方です。

仮眠は長すぎては逆効果ですが、このくらいの短い時間であれば、目覚めたときのリフレッシュ効果が高いとされています。短時間で効率よく疲労回復効果を得られる睡眠方法だとして、「パワーナップ」と呼ばれています。

コーヒーに含まれるカフェインの覚醒効果が効き始めるのは、飲んでからおよそ30分後なので、このやり方をすれば寝すぎることもなく、仮眠の持つ疲労回復効果とカフェインの覚醒効果をダブルで得ることができる、というわけです。

午後イチで重要な商談や打合せがある、もしくは至急資料を提出しなければならない、といったときには事前にコーヒー&仮眠で脳をリフレッシュさせ、 集中して臨みましょう。プレゼン以外でも、単純に頭をすっきりさせたいというときにも有効な方法です。

 

リフレッシュにはホットコーヒー

ホットコーヒーとアイスコーヒー。仕事の合間、リフレッシュしたいときに飲むのなら、私は断然、ホットコーヒーをおすすめします。
それは、コーヒー の持つ「アロマ効果」を存分に享受することができるからです。温かいコーヒーから漂ってくる、あの何とも心地のよい香り……。嗅ぐと、どこか心が落ち着 いていく感じがしませんか? あれは決して気のせいではありません。コーヒーの香りには、心を落ち着かせ、全身をリラックスさせる働きがあるのです。

飲み物は、温めることで香り成分の揮発性が高まり、香りが立ちます。ですから、忙しくてイライラしているとき、ストレスフルな状態のときには、アイスよりホットコーヒーを選ぶのが得策です。コーヒーの香りで高ぶった気持ちや頭をいったんリフレッシュできるだけでなく、カフェインの持つ覚醒作用次の作業にまた集中できます。

もちろん、そのときの気分や気温で選ぶのも間違いではありません。アイスコーヒーは火照った体を冷やし、ホットコーヒー は冷えた体を温めてくれるでしょう。ただ、リラックスしたいという目的を優先するなら、たとえ夏でも温かさを重視すべきということです。

カフェインの力を借りて飛躍する

今回はビジネスパーソンが高いパフォーマンスを発揮できるカフェインの効果的な摂取方法を中心に紹介しました。

高いやる気や集中力を得るためには、ただカフェインを飲むというだけでなく、飲む時間や温度にもこだわってみてください。ここぞというときにカフェインの力を利用して、最大限のパフォーマンスを発揮できるビジネスマンになりましょう!

朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる」(著:馬渕知子)より


『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』 (クロスメディア・パブリッシング)


関連記事
残業する日のコーヒーに要注意!鉄則は「寝る7時間前まで」

飲みすぎが肥満や疲れやすさを加速する? コーヒーの適切な量とは

今、あなたにオススメ