テレビでカッコよく踊るアーティストを見ながら「あんな風に踊れたら楽しいだろうな…」と思ったこと、誰でも一度はあるのでは。
そんな「踊りたい」気持ちを伝説のダンサー・SAM氏が叶えるイベント「ダレデモダンスフェスティバル」が、2017年12月16日、めぐろパーシモンホールにて開催された。
伝説のダンスミュージックグループ「TRF」のダンサー・SAM氏が直々に指導してくれるというこのイベント。「誰でも踊れる!しかも健康にいい!」というコンセプトに期待を寄せ、ダンス経験ゼロの編集部員が突撃してきた。
◆SAM考案のダンサー式ストレッチから、TRF時代の思い出まで! 知られざる話が満載のSAM氏の著書はこちら→『年齢に負けない「動ける体」のつくり方』(クロスメディア・パブリッシング)
「ダレデモダンス」とは?
TRFといえば、1990年代初頭に小室哲哉氏プロデュースの元デビューし、「EZ DO DANCE」「BOY MEETS GIRL」など数々のヒットナンバーを連発、一斉を風靡した音楽ユニットだ。そのダンサーとして活躍してきたSAM氏が現在精力的に取り組んでいるのが、「ダレデモダンス」プロジェクトだ。
「ダンスをもっと身近な存在にしたい」、SAM氏のこうした想いからダレデモダンスは生まれた。
SAMがこれまでの経験を注ぎ込み、誰もが無理なく踊ることのできるダンスを考案。
高齢者や主婦の方など、これまでダンスに触れる機会のなかった方々でも、リズムに合わせて身体を動かす楽しさに出会えます。
体と脳をしっかりほぐす
今回参加したのは、90分間の「ダレデモできる!SAMの健康イージーダンス!」プログラム。医師や理学療法士の監修のもと、健康維持、運動不足解消、ダイエット、メタボ予防、脳トレなど、様々な効果が得られるよう構成されている。
颯爽と登場したSAM氏の指導のもと、まずは椅子に座ってストレッチ。
指先をテンポ良く動かす動きは脳トレ効果も。
体と脳を十分にほぐしたら、いよいよ振り入れが始まる。
まずは簡単な動きからスタート。SAM氏本人がお手本をしつつ、丁寧に解説してくれるので、ダンス経験ゼロでも十分についていける。
「ストレッチに近い?」
と、思いきや……どんどんダンスらしい動作が増えていき、気づけば無我夢中で体を動かしていた。
「ラジオ体操は4メッツ♪」耳に残るメロディを作ったのは…
「ラジオ体操は4メッツ♪ ゆっくり歩いて2メッツ♪」
SAM氏が口ずさむメロディに合わせて、振りを覚えていく。
健康に特化したワードを連呼する歌詞と、ぴったり合った振り付け。
それにしても、なんだか妙に耳に残るメロディだ……
それもそのはず。今回使用された楽曲は、ピコ太郎をプロデュースした古坂大魔王が特別に製作、SAM氏が直々に振り付けしたダレデモダンスオリジナルソングなのだ。
ステップ&決めポーズが楽しい!
手足を同時に動かしたり、ステップを踏んだりと、歌に合わせて体を動かしつつ、
キメるところはしっかりキメる!
じんわりと汗もかき、楽しくなってきたところで小休止。しっかりと水分を取る。
全体的に無理のない動きで、適度に休憩タイムが挟まれるので、運動習慣がない人や高齢者でも問題なくついていける。
ノリノリのBGMに合わせてダンス!
一通り動きを覚えたら、いよいよ音楽に合わせてダンススタート!
ジャンプしながら指先を動かす動きから、
ダンス感あふれるステップまで!
BGMに合わせて踊っているうちに、大きく腕を上げたり腰を反らしたり、普段動かさない箇所も無理なく自然に動かせる。
音楽に合わせると決めポーズも尚更楽しい!
最初は慣れない動きに四苦八苦していた参加者の方々(編集部員含む)も最後には立派に踊りこなし、SAM氏も笑顔でグッドサインを見せてくれた。
家でも踊りたくなる楽しさ
今回ご紹介したダレデモダンスプログラムは、東京/愛知にある認定スタジオの他、全国で開催されているワークショップ等で体験でき、SAM氏本人が直々に指導してくれるイベントも多数開催されている。
また、「ダレデモダンスエクササイズ」(徳間書店)をはじめとした書籍やDVDも刊行されているので、家でも練習可能だ。
健康を維持したい人、ダイエットしたい人、運動不足を解消したい人、脳トレしたい人…
働き盛りのビジネスパーソンはもちろんのこと、小さな子供から高齢者まで”誰でも”楽しく踊れるダレデモダンス。
ダンス経験ゼロだった編集部員も、「これなら家でも気楽に運動できるし、何より踊るって楽しい!」とすっかりダンスに魅せられてしまった。「この曲のダンスを踊れるようになろう」という明確な目標があるので、がむしゃらに運動するより続けやすいというのも魅力だ。次は違う曲でも踊ってみたい、などと野望を燃やしている。
本年、デビュー25周年を迎えるTRFはコンサートツアーも控
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