MENTAL

ランニング前後のストレッチで伸ばすべき2箇所とは?

「走れば脳は強くなる」(著・重森健太)より

ランニング前後のストレッチが大切な理由

Runner athlete stretching legs

忙しい時間を縫ってランニングを行っていると、ついつい走る前のストレッチを怠ってしまいがちです。また、走る前と後に全く同じストレッチをしていないでしょうか。当然走る事がメインなのですが、前後のストレッチはランニングに欠かせないものです。ストレッチには筋肉と骨を繋いでいる「腱」と言う部分を伸ばして、体をほぐす作用があります。体を動かすには「腱」が十分に伸びて筋肉の収縮を骨に伝えるパイプの役目を果たしてくれる必要があります。したがって、これを伸ばさずにいきなり走り始めると、筋肉の収縮がうまく体に伝わらず怪我の原因になってしまいます。

忙しい朝は「PNF」でストレッチと筋トレを同時に行う!Couple making push ups with weights

人は寝ている間は当然足を大きく曲げたり伸ばしたりと言った運動をしない為、筋肉収縮はほぼ行われていません。この為朝起きた時には腱は短くなっており、すぐに走ったりできる状態とは言えません。忙しくても、朝のストレッチはランナーの基本と言えます。時間がない、1分でも多く走りたい、と言う時におすすめなのが「PNF」と言われるストレッチ法です。PNFは1940年にアメリカで開発されたリハビリテーションの手法です。この方法はストレッチ筋トレが同時に行えるような動きになっているので、一般的な伸ばすだけのストレッチよりも、早く体をほぐす事が可能です。寝起きの体を最短で走れる状態に持っていく事ができる大変即効性のある方法です。瞬時に柔軟性と筋力を高めランニングのパフォーマンスも増大されますので、時間がない方は特に取り入れてみると良いでしょう。

走る前に最低限伸ばしておくべき所は2箇所だけ!

Senior couple running

では、時間がない朝でもランニング前に最低限伸ばしておくべき所はどこでしょうか。答えはアキレス腱と太ももの二つです。当然走る時によく使う筋肉が、走った後に筋肉痛になりやすい部位だと言えます。アキレス腱と太ももはランニングの際に最も使われる場所です。しっかりと伸ばしておきましょう。また、実は人間は走る時には体を回旋させているので、体を左右へ動かす回旋方向のストレッチも加えておくと、ランニングの間のこの動きに体が対応できるようになります。無理なく、リラックスして走る事ができるようになるのです。忙しい朝こそ、ツボを押さえた筋トレとストレッチで十分に体をほぐし、気持ちも体もリラックス出来る状態に持っていきたいですね。

スクリーンショット 2017-02-15 00.19.45

 走った後は伸ばすストレッチを重点的に行おう!

 

Fitness sportsman stretching his leg

走った後ももちろんストレッチは欠かせません。走った後は、通常のストレッチを、筋肉と筋を伸ばす事を重視して行いましょう。使った筋肉を時間をかけて伸ばしてあげると、筋肉の疲労が緩和されます。これには筋肉痛を防ぐ作用もあります。どうしても時間がない場合には、走った後にクールダウンをするようにしばらく軽く歩いてください。少しでも筋肉をほぐすようにすると、翌日体が大変楽になります。ランニングも苦痛なく続ける事ができますよ。

関連書籍のご案内

記事の内容を知りたい方はこちらの本をお読みください。
 

今、あなたにオススメ