皆さんこんにちは。
ヨガと瞑想を使って心身の疲労を取り除く日本初の疲労回復専用ジム『ZEROGYM』にてヨガインストラクターをしている青木美穂です。
前回は産後に、しぼんだり垂れてしまったバストをケアするために大胸筋を鍛えるヨガポーズをご紹介しましたが、バストアップのために鍛えるべき大事な筋肉がもう一つあります。
それは肩甲骨周りなどの背中の筋肉です。

授乳時に前のめりになり猫背になってしまった姿勢を整えるためには背中の筋肉を使って背骨を伸ばし、しっかりと胸を開けるようにする事が大切です。

そこで今回は胸を開きやすくするために背中の筋肉を鍛えるヨガポーズをご紹介します。
【牛の顔のポーズ】
1、椅子に座り、両足を真ん中で揃えましょう。

2、右足が上になるように足を組みます。足を組むと骨盤が横を向きやすいので骨盤はできるだけ正面に向ける様に意識しましょう。

3、左肘を曲げて背中の後ろに回し、手の平を外側に向けます。

4、息を吸いながら右手を天井方向に引き上げます。できるだけ背骨を伸ばしましょう。

5、息を吐きながら右肘を曲げます。余裕があれば左右の指先同士を引っ掛けるようにして引っ張り合います。
ここで吸って吐いての呼吸をゆっくり5回繰り返しましょう。

右肘は天井方向に引き上げて、左肘は床の方向に引き下げるようにしながら背中を引き締めていきます。
【女神のポーズ】
1、椅子に座り、両足を大きく開きます。膝とつま先の向きは揃えて、両手の平を胸の前で合わせます。

2、一度息を吐いて、吸いながら両腕を左右に開き背中の後ろの肩甲骨を寄せ合います。腕が落ちないように肘は90度を保ちましょう。

3、このまま吸って吐いての呼吸を5回繰り返しましょう。足裏ではしっかりと床を踏みしめて土台を安定させ、頭頂部を天井方向に引き上げるようなイメージで背骨を伸ばします。

手の指先まで大きく開き、息を吐く度に肩甲骨をさらに寄せ合い、背中を引き締めていきましょう。
【最後に】
妊娠出産によって変わりゆく体の変化に悲しくなったりショックを受けたりする事もありますよね。
それでも、まずは妊娠出産で頑張ったご自身の身体を労わり誇らしく思ってほしいなと思います。一人の命を育てる母の身体は偉大です。

産後の身体の変化や元に戻らない体型に焦ったりイライラしたりする事もあるかもしれませんが、実生活の中にヨガやストレッチを少しずつ取り入れながら無理のない身体作りをしていってほしいなと思います。

次回は布団の上でできる夜寝る前におすすめのヨガポーズをご紹介します。
お楽しみに!
