皆さんこんにちは。
ヨガと瞑想を使って心身の疲労を取り除く日本初の疲労回復専用ジム『ZEROGYM』にてヨガインストラクターをしている青木美穂です。
女性の体は妊娠出産を経て大きく変化しますが私自身、妊娠出産によって変化した自分自身の体に驚いています。
その中でも一番ショックだったのは卒乳後のバストの変化です。

卒乳後のバストケアは多くのママ達が悩まれている問題ではないかと思いますが、授乳が終わった後バストがしぼんだり、垂れてしまったり、、、噂には聞いていましたがいざ経験するとやはりとてもショックですよね。
そもそもなぜ卒乳後はバストがしぼんでしまうのでしょうか。

まず原因の一つ目は女性ホルモンの影響です。
女性の体は妊娠すると女性ホルモンの分泌が増加するためその影響で胸が張ったりサイズアップしたりします。

ですが産後授乳が終わるとホルモン分泌が低下し、その影響でバストがしぼんでしまうのです。
原因の二つ目はクーパー靭帯の伸びです。
クーパー靭帯とは胸全体を包み込むように張り巡らせており、胸を支えてくれています。

しかし、妊娠や授乳によって胸が大きくなり卒乳後に小さくなる急激な変化によりクーパー靭帯が伸びてしまったり切れてしまったりします。そのためバストが垂れてしまうのです。
そして三つ目の原因は姿勢です。
授乳時に前のめりの姿勢になるため、自然と猫背になってしまっています。この状態だと大胸筋の力を使わないため、大胸筋が衰えてバストが垂れてしまいます。

ですが大胸筋を鍛え、バストを支える土台を作ることでバストのハリを復活させる事ができます!
そこで今回は大胸筋を鍛えるヨガポーズをご紹介します。
産後のバストの変化に悩まれている方はぜひ、今からバストケアを始めましょう!
【うさぎのポーズ】
1、椅子に浅く座り、足幅は腰幅に開きます。背骨を真っ直ぐに伸ばしましょう。

2、お尻の後ろの座面を両手で掴みます。
この時に背骨が丸まりやすいので気を付けましょう。

3、息を吸って背骨を伸ばし、息を吐きながら肩を後ろに引いて肩甲骨を寄せるようにしながら胸を開きます。視線は斜め上を見上げましょう。この時に軽くアゴを引いて頭を後ろに倒し過ぎないように注意します。

4、このまま吸って吐いての呼吸をゆっくり5回繰り返します。吸う息では肩を寄せ合いながらさらに胸を開き、吐く息では肩の力を抜く事を意識しましょう。頑張り過ぎて腰を反らせないように気をつけます。
【ねじった椅子のポーズ】
1、椅子に浅く座り、両足を揃えます。

2、胸の前で両手の平同士を合わせましょう。

3、息を吸って背骨を伸ばし、息を吐きながら上体を左側にねじります。右肘を左膝の外側に引っ掛けるようにし、肘と膝で押し合うようにしながらさらに上体をねじります。

4、余裕があれば視線は斜め上を見上げましょう。手の平同士も押し合いながら脇の下に空間を作り胸をしっかりと開きます。できれば両手の親指が胸の中心に来るように肘と膝を強く押し合います。

5、このまま吸って吐いての呼吸をゆっくり5回繰り返しましょう。吸う息では背骨を伸ばし、吐く息ではさらに上体をねじる事を意識して呼吸を行いましょう。
終わったら反対も同様に行います。

【最後に】
バストを支えてくれているクーパー靭帯は一度伸びて切れてしまうと元には戻らないと言われているため、産後のバストケアを諦めてしまう方もいるかもしれません。
ですが大胸筋を鍛えたり、姿勢を整える事でバストのハリや形を取り戻す事は可能ですので諦めるのはまだ早いです。
産後何年経っても、何十年経っても、体を変える事はできます。諦めずに今できる事を一緒に頑張りましょう!

お楽しみに!
