こちらの記事は週刊女性PRIME(運営:主婦と生活社)の提供でお送りします。
ダイエット中といっても、ついつい甘いものに手を伸ばしてしまい、やめられない。そんな悩みを抱える女性に朗報です。食べてもいいんです、ルールさえ守れれば!
わずか1年で20kgのダイエットに成功し、その後10年以上もリバウンドをしていないという、ダイエットコーチEICOさんに聞く、甘いものと付き合う「3つのルール」とは?
ルール1 イライラで甘い物が食べたくなったら疑うべきもの
イライラすると、無性に甘い物が食べたくなる。これホントに多い悩みです。
甘い物を食べると落ち着くけれど、時間がたつとまたイライラして、また甘い物を食べてしまう。そんなあなたは、「シュガーホリック」(砂糖中毒)かもしれません。
さっそくチェックしてみましょう。
一つでも当てはまった人は、自分が口にした間食とその時の感情や状況を1週間分記録してみて。PCやスマホに「間食フォルダ」を作って写真として入れてもOKです。
糖分は、快感を覚えるドーパミンや、心身を安定させて落ち着かせるセロトニンの分泌を促すので、甘い物を食べている間は幸せに感じます。
しかし、急激な血糖値の乱高下はイライラを引き起こし、それを抑えるためにまた甘い物が食べたくなります。嫌なことがあって落ち込んだり、感情的になったりするたびに甘い物を食べる癖がついていれば、いくら運動してもカロリーオーバーになるのでやせるどころか太ることに。
さらに、甘い物を食べたくなるストレス要因が些細(ささい)なことだとしたら、要注意。そんな人は運動よりもまずシュガーホリック対策をしてください。
例えば「ストレスがたまって甘い物が欲しくなったら、まずは温かい飲み物を飲んで心を落ち着ける訓練をする」など、食べること以外のストレス解消法を見つけることも大切です。
ルール2 マイお菓子ボックスで「なんとなく食べ」を減らす
春休みやGWなど、長期休暇の後は、会社や学校でお土産のお菓子をいただく機会が多いもの。お土産をいただくのはうれしいけれど、ダイエット中は全部食べてしまうわけにはいかないから、どうしようという相談を受けることがあります。
そんな時、私はマイお菓子ボックスをオススメしています。
私が勤めていた職場は9割が女性スタッフで、お菓子のお土産をもらう機会がとても多かったのですが、私は食べたいものは食べて、今は食べなくてもいいかなと思うものを引き出しの中にあるボックスに入れるようにしていました。ある程度ストックができたら、家族や欲しいという友人へのプレゼントとしてもよろこばれます。
お土産などは賞味期限も短いですし、コンビニなどで売っているお菓子でも、長い間引き出しの中にあるとつい食べてしまうということもあるので、箱はあまり大きくないものがオススメです。
大事なのは、ダイエット中は、そんなに食べたいと思わないような食べ物は口にしないことです。バタークッキー1枚は約40キロカロリー。30 歳60kgの女性だと15分のウォーキングで消費するカロリーと同じです。お土産のクッキー2枚をなんとなく食べたら、30分のウォーキングをしてやっと食べた分と相殺。忙しいあなたにはたくさん運動する時間はないはず。
なんとなく食べるのを減らすことは、早くやせるために大事なことなのです。
ルール3 洋菓子ならメレンゲ、シフォンケーキ、プリンにマシュマロ
洋菓子は、和菓子に比べると脂質が多い食べ物。ダイエットしたいなら「和菓子で!」と言いたいところですが、やっぱり食べたくなりますよね。
「ショートケーキがどうしても食べたい」など、具体的に食べたいものが決まっている場合は、週に一度は食べるなど頻度を決めて食べるようにしましょう。
無理にカロリーが低いものを選ぶと、食べたあとに「ショートケーキが食べたかったな」などと不満が残り、さらにショートケーキや別のお菓子を食べてしまうことがあるので気をつけてください。
ただ、洋菓子でカロリーが低く、タンパク質が多めの比較的オススメなお菓子はあります。
まず1つ目はメレンゲ菓子。
卵白を泡立てて、グラニュー糖を混ぜて、口金をつけて絞ったら、オーブンで焼いて作るサクッと口の中で溶けるお菓子。卵白で作るのでタンパク質が多く、小麦粉などを使わないのでカロリーが低いです。
2つ目はシフォンケーキ。
卵白を使ったケーキ。薄力粉やオイルを入れる分だけメレンゲよりはカロリーが高いですが、ケーキの中ではタンパク質が多くてカロリーが低め。ただ生クリームを添えると一気にカロリーがアップするので要注意!
3つ目はプリン。
牛乳、卵、砂糖が主な材料。粉やバターを使っておらず、牛乳と卵でタンパク質が多め。ただし生クリームを使っているプリンは高カロリーになるので、原材料名をチェックするのを忘れずに。
最後はマシュマロ。
ゼラチン、砂糖、卵白、コーンスターチが主な材料なのでタンパク質が多くてカロリーはそんなに高くありません。しかし、市販の1袋は大きいので食べすぎに注意! 10個以内におさめましょうね。
我慢するばかりがダイエットではありません。お菓子とうまく付き合いながら、ムリなく続けられるダイエットを心がけましょう!
ダイエットコーチEICO(えいこ)
日本初のダイエットコーチとして、マンツーマンで700人以上ものダイエットを指導。自身も21歳のときに4か月で11kg、1年でトータル20kgの減量を達成し、翌年準ミス日本を受賞。「女性美を追求した、健康的で無理のないダイエット」がモットー。特に下半身ヤセに定評がある。「リバウンドゼロ率」をキャッチコピーに、ダイエットに悩む女性たちの生活スタイル、運動体験、食生活、体質などを分析し、最短で最適なダイエット方法を提案している。著書に『ダイエットコーチEICOの我慢しないヤセ習慣200』『どうしてもヤセられなかった人たちが“おデブ習慣”に気づいたらみるみる10kgヤセました』(いずれも扶桑社)など。
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