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「ナナコさんですか?」筋活OLに訪れた転機〜減量期の苦悩:後篇〜|婚活より筋活

前回同様、「減量期の苦悩」の続き、後編です。

 

不運と脂肪がどんどん溜まってきている中、どんどん近づく大会の日。。。時間は待ってくれません。

 

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減量時の食事のメニューはいつもどおり。カロリーもきちんと管理できている。

でも、身体の変化はない。

おかしい、おかしい、前回は仕事と減量両立できたのに、なんで、なんでなんだ。
毎回グラム単位ではかり、カロリーをコントロールして、PFCバランスも計算していました。

 

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自分の基礎代謝も把握した上で、日々摂取するものとカロリーを緻密に管理していたため、普通であれば減量できないわけがありませんでした。

 

完璧に管理しているのに、なんでこうもうまくいかないんだろう。。。

仕事とプライベート両方の歯車が狂ってしまいました。

 

 

転機、ジムでの出来事

 

常に暗い気持ちでしたが、なんとか頑張って仕事の後はジムに行っていました。

一個一個の動作が重く、何をするにも笑顔になれない。そんな中、ジムで声をかけられたのです。

 

 

「ナナコさんですか?」

 

 

Instagramのフォロワーさんでした。

こんなボロボロなのに、私を認識してくださって、声をかけてくださいました。それも一人ではありませんでした。

 

何人かの方に声をかけられ「会えてモチベーションが上がった」「トレーニングがんばれた」「嬉しい」そう言ってもらえたのです。

私はただの一般人で、会社員です。趣味で筋トレして、それが高じてコンテストに出ています。

そして精神を病んでいました。

 

そんなひどい状態で、どこにでもいる一般人の私なのに、みなさんは私に会えて嬉しいと言ってくださいました。

浮かない顔の私と写真を撮って喜んでくださった方もいました。

また、友人から、私の連載であったりInstagramで元気をもらっているという方、私には直接会っていなくても、私の友人に会えたことでとても喜ばれた方がいる、という連絡がきたりしました。

 

不思議なことに、とことん落ち込んでいるときに、こういうことが連続で起こったのです。

 

 

涙が出ました。声を上げて泣きました。

 

 

いつも一人でいるつもりでしたが、画面の向こうにはたくさんの応援してくださる方々がいることに気が付いたのです。

 

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そして会社のメンバー、友人、離れて住んでいる両親や妹、周囲の人たちにも支えられていることに気付きました。

 

 

目的の再確認、振り返ることの重要性

 

散々泣いたあと、本来の目的を再考しました。

仕事もプライベートも同じことが言えると思いますが、走り続けていると、走り始めたきっかけが見えなくなってしまうことはありませんか?

立ち止まることには勇気が必要です。さらにそこから再開する、ルート変更するなどの決断が実は一番苦しいのではないかと私は考えています。私はこれを避けていました。

 

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自分を通して何かきっかけを与えられたらいいな、モチベーションにつながればという気持ちから大会に出て、情報を発信しているのに、自分がここまでボロボロで、アンハッピーでいいのか。周りの人に少しでも勇気やハッピーを与えたいのであれば、自分がハッピーじゃなきゃだめじゃないか。

 

 

ようやく自分の仕事とプライベートにおける共通のゴールを再確認できました。

 

「周りの人を笑顔にする、そのためにできることをする」

 

すごくシンプルですが、これが私の小さい頃からの変わらないゴールです。

それに改めて気付かされたのです。

今のやり方では、仕事でもプライベート(コンテストに出ること、フィットネスを続けること)でもそれは実現できない…

 

 

 

改めてタイムラインを引いて、目標を設定しなおしたことで、整理され、状況が好転しました。

 

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睡眠薬なしでは眠れなくなっていましたが、これをきっかけに徐々に眠れるようになりました。

前回話したように、ストレスは減量においても大敵です。心と身体は表裏一体。

心にも身体にも、十分な休息が重要なのです。

 

そこから減量も加速し、最終的には過去最高の状態でステージに立てました。

入賞こそできませんでしたが、この大会を通じて学んだことは、なにものにも代え難い、大切なことばかりでした。

 

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心も身体も強くたくましく

 

こういったチャレンジがスタートしたのはおよそ一年前ですが、毎回何かしら苦しいことがあります。

ですが、毎回それにぶつかり、乗り越えることで精神も筋肉も成長している気がします。

 

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昨年の6月はこんな身体でした。華奢ですね。

 

 

周りへの感謝の気持ちを大切に

 

コンテストを通じてたくさんの友人ができただけでなく、まだお会いしていない方々にもSNSを通じて支えられ、毎回ステージに立つことができていると思っています。

また、会社のメンバー、昔からの友人にもかなり支えられています。今回、そのことにも気付きました。

 

「私が与えているだけでなく、たくさんのことを与えられている」ということが今回の学びです。

皆様への感謝を伝えたくて、今回このような記事を書いてみました。

 

常にキラキラ輝いているわけじゃありません。

 

デブ活して服が入らなくなったり、周りからリバウンドしたなと言われて悲しい気持ちになるときもあるし、

デブなのか代謝があがってなのか、あせもができて、掻きむしって血だらけになって眠れなかったり、

今回のように、ここには書ききれないほど苦しいときもあります。

(だって人間だもの、一般人だもの、女の子だもの)

 

でも、そういった私のリアルな気持ちであったり生活を皆さんに知ってもらうことで、私のプライベートと仕事の共通のゴールである

「周りの人を笑顔にする、そのためにできることをする」

これが達成できたらと思っています。

 

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「減量期の苦悩」編はこれで終わりますが、私の連載はまだ続きます。皆様にたくさん支えられた、与えられた分、ここでお返ししていければ…

 

心も身体も強く、たくましく、美しい女性を目指して、さぁみんなでレッツ筋活♪

 

古渡奈々子
1984年生まれ。都内在住。大学卒業後、外資系IT企業に就職し、広告営業を経て現在デジタルマーケティング担当に。出張で海外を飛び回りながらコンテストに参加するコンペティター。2016年SummerStyleAward 全国決勝大会6位、SummerStyleAward×Novice4位。Instagramアカウントは@kowatari

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