ランニングが体にもたらす効果とは
みなさん、ランニングされていますか?
ランニングが健康にいいというのは、みなさんもご承知の通りだと思います。では、どのような効果があるかを詳しくご存じですか?走っていれば、健康になれる、体調が改善する、そのような認識はあれども、詳しいところまではちょっと……という方も多いと思います。
そこで今回は、ランニングがもたらしてくれる健康面について深堀りして説明していきたいと思います。
すでにはじめている方も、いまからはじめようかと悩んでいる方も、ぜひこちらを参考にしてランニングのすばらしさを知ってください。
免疫力が高まり、風邪知らずになれる
疲れやすい、風邪をひきやすいという人にこそ、ランニングの習慣化をおすすめします。
体内に入った微生物を排除しようとする働きを免疫反応と呼びます。これは年齢や栄養状態の良しあし、これまでの病歴、予防接種を受けているのかどうか、他の病気にかかっているかなど、その人の持っている背景によって差が出てきます。一般的に、よく食べてよく運動する元気な人は感染症にかかりにくいと言われていますが、あながち証明できないことでもありません。
免疫反応にかかわる細胞の活性レベルについて、エリートスポーツ選手と一般の人とが比較された研究があります。この研究によればエリート選手の方が一般の人と比べて、ナチュラルキラー細胞の活性レベルが明らかに高いということが報告されています。
また、他にも
「よく運動する人は喉の感染症にかかりにくい」
、「週5日、1日に35~45分間習慣的に運動する人は、感染症を患っている日数が運動しない人の半分である」
というデータが出ています。これらからも体を動かすことが免疫能力を高めることは間違いないようです。
ただし、激しいトレーニングをしすぎると喉の感染症に陥りやすいという逆の報告も寄せられています。
これはランニングのし過ぎにより疲労が蓄積したことで、免疫力が低下して起こる現象と考えられます。ですので、自分のペースを守り、過度なランニングはしないように注意してください。
骨密度が保たれる
カルシウムばかり食べていても骨は強くなりません。必要なのは運動です。走るなどして体を動かすことで骨に負荷が加わると、弱いマイナスの電気が発生し、骨にカルシウムが沈着しやすくなります。つまり走ることで骨密度を高めることができるのです。
効果的な運動としては、ウォーキング、ジョギング、筋力トレーニングなどのような、骨にかかる負荷が適度に大きく、繰り返す動作が多いものほど骨密度を高めてくれます。しかし、運動の種類を特に「スポーツ」に限定しなくても、たとえば日常生活の中での階段の上り下りや歩行などの適度な動作を繰り返すことも、骨密度を高めるには有効です。なかなかランニングを実行できないという人は、まず日常生活にそれらを組み込むようにしてみましょう。
熱中症予防の効果がある
熱中症を防ぐ方法はいろいろありますが、走ることでも予防することができます。熱中症は梅雨の合間に突然気温が上がった日や、梅雨明け後の蒸し暑い日によく起こります。このようなとき体はまだ暑さに慣れていないので熱中症が起こりやすいのです。
熱い日が続くと、体がしだいに慣れて暑さに強くなります。この慣れは、発汗量や皮膚血流量の増加、汗に含まれる塩分濃度の低下、血液量の増加、心拍数の減少などとして現れますが、こうした暑さに対する体の適応は気候の変化より少し遅れて起こります。
このような暑さに対する慣れは「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を毎日30分程度継続することで獲得できます。実験的には運動開始数日後から起こり、2週間程度で完成するといわれています。つまり、日ごろからジョギングなどで汗をかくことに慣れておけば、夏の暑さにも対抗しやすくなり、熱中症にもかかりにくくなるということです。
高血圧・糖尿病を改善する
心臓病、脳卒中、腎臓病などの深刻な病気の引き金となる高血圧。これを改善する処方としても、走ることが注目されています。実際の実験によってもそれらは証明されており、特に高血圧の予防には実験対象者の30%にものぼる効果がでています。
糖尿病の場合も、適度な運動が効果ありとされています。健康面の改善により、糖尿病の進行を予防できるので病院が推奨しているのです。
ランニングは無敵の健康法
いかがでしたか?ランニングには上で紹介したような絶大な効果があります。ただ、これらはあくまでランニングを継続している場合のケース。これらの効果を得るためには、習慣的に走る必要があると覚えてください。毎日である必要はありません。週に2~3回でも続けていれば、効果は出てきます。まずは時間のあるときに、近所を走ってみることからはじめてみましょう。
みなさんもランニングを実践して、病気知らずの体を目指しましょう!
「走れば脳は強くなる」(著・重森健太)より
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