「なぜあの人は、夜中にラーメン食べても太らないのか?」(著:道江美貴子)より
ビジネスパーソンの最強の味方、コンビニごはん。でも太らないか心配?
近くにあって、手軽に利用でき、お弁当やお惣菜も手ごろな値段で買えるコンビニ。
ビジネスパーソンにとっては、まさに「便利な」お店といえるでしょう。
しかし「便利な」一方で、コンビニで昼食を選ぶと太る原因となる炭水化物や脂質を多く摂ってしまいがち。
そこで今回は、コンビニごはんの健康的で太らない選び方を紹介します。
特に男性の場合、満腹感を求めて「サンドイッチと菓子パン」「唐揚げ弁当」といった食事になりがちです。これではカロリーが多いわりに、ビタミン・ミネラルなどの「痩せ栄養素」が不足しているため、代謝が悪くなります。さらには太りやすくなり、エネルギーも効率的につくられないので食後の仕事にも影響がでます。食後、なんとなく体がだるい、疲れて眠くなる……など理由もわからず体の不調に悩まされていたりしませんか?ひょっとしたら、昼食に問題があるせいかもしれません。
ただコンビニごはんも、自分で定食をつくるように商品を組み合わせれば健康的になることをご存じですか?
そこでコンビニごはんの健康的で太らない選び方を3つご紹介します。
昼食をコンビニで済ませる際は、以下の3つの点を参考にして選んでみてください。
1 おにぎり・パンには2品加えて栄養素を補給
まず、おにぎり・パンを食べる際の組み合わせ方法です。
おにぎり、サンドイッチだけにならないよう、サラダやスープを追加しましょう。
おすすめ組み合わせ例
・おにぎり+納豆巻+蒸し鶏サラダ+具だくさんカップスープ
おにぎりを2つ選ぶなら、1つは納豆巻がおすすめ。納豆はタンパク質と食物繊維が豊富で、炭水化物を効率よくエネルギーにしてくれるビタミンB1も含まれています。
サラダは蒸し鶏などがトッピングされているのをチョイス。汁物は野菜やきのこの具だくさんのものを選びます。食物繊維がプラスでき、腹持ちもよくなります。
おすすめ組み合わせ例
・ハム・レタスサンド+具だくさん総菜スープ+野菜ジュース
パンを食べたいときは、菓子パンでなく具の入ったサンドイッチを。ただしマヨネーズで和えたツナや卵が入ったのは避けて、ハムやチーズが入ったものを選びます。
最近ではどのコンビニにも総菜コーナーに具だくさんのスープがあります。それを加えれば、野菜もとれて、満腹感もアップ。野菜ジュースはフルーツ果汁の入っていない野菜100%のものを選んだ方が、栄養価が高くなります。お疲れ気味のときにはクエン酸が多いシークワーサーやレモンジュースにチェンジしてもOKです。
2 麺類は具材の多いものを選び、卵をプラスしてスタミナアップ
麺類を食べるときは、ざるそばや冷やしたぬきのような具の少ないものでなく、少しでも具が多くトッピングされているものを選びましょう。たとえば、冷やし中華や野菜たっぷりのタンメン、五目焼きそばなどがおすすめです。
パスタ類はクリームやベーコンの入ったものは高カロリーになるので要注意。できれば500キロカロリー以下のものを選びましょう。
おすすめ組み合わせ例
・豚汁うどん+温泉卵+100%グレープフルーツジュース
具だくさんの豚汁うどんは良質なタンパク質と野菜がとれるのでGOOD。ランチならそこに卵をプラスすればスタミナアップが期待できます。卵は体に必要な必須アミノ酸がすべて含まれています。また免疫力を上げるビタミンAなど、たくさんの栄養素が含まれた完全栄養食品です。
さらにストレスの多いビジネスパーソンにぜひとってほしいのが、グレープフルーツジュース。ストレスを感じると消費されてしまうビタミンCを補給できます。
3 コンビニのお惣菜やチルド食品を組み合わせ、バランスよく健康的に
最近のコンビニには単品のおかずや、袋詰めされた肉じゃが、ロールキャベツなどチルド食品の品ぞろえも豊富。みなさんもコンビニの陳列棚でよく目にすることでしょう。しかしそのチョイスを適当に済ませてしまうのと、意識的に選ぶのでは栄養的にまったく変わってきます。これらコンビニのチルド食品も、組み合わせ次第では、栄養バランスのよい健康的な定食をつくることができます。
おすすめ組み合わせ例
・肉野菜炒め+チルド総菜(筑前煮やひじき)+ごはん
コンビニごはんも工夫次第で太らない!
いかがでしたか? つい忙しくてコンビニでお昼を済ませがちな方も、組み合わせ次第では十分栄養がとれ、食後の仕事の効率化も期待できるのです。忙しいのを理由にランチを適当に済ませると、あとあと辛いもの。工夫次第でよくなるのは、仕事と同じ。必ずしも上で紹介した組み合わせでなければいけないわけではありません。それぞれカロリーや栄養バランスを頭の隅に置いて、自分なりに健康的なコンビニごはんをつくってみるのも手です。ほんの少し意識するだけで、太らないだけでなく、昼食後の仕事のパフォーマンスも向上できます。どうぞこの記事を参考に、快適なビジネスライフをお送りください。