デキる男はヘアケアにも手を抜かない
男性の身だしなみというと、髭をそることや体臭・口臭ケアが思い浮かびますね。しかし、仕事がデキる男性として見られたいのであれば、それだけでは不十分です。他人から「仕事がデキる」と思われている人は、髪の毛や肌までぬかりなくケアしています。
髪の毛のケアはどのようにすれば効果的なのでしょうか?今回は、シャンプーの選び方やシャンプーのしかた、その後のヘアケアのしかたをお話します。
デキる男のシャンプーの選び方とは?
シャンプーについては、短髪・長髪に関わらず、地肌のケアを意識して選びたいものです。シャンプーは、鉱物油系の界面活性剤がたくさん使われているアイテムの一つで、選択には注意が必要です。まず、使わないほうがよいシャンプーについて説明しましょう。ラウリル硫酸系と呼ばれる高級アルコール成分が入ったシャンプーです。「高級アルコール系」というネーミングから、漠然と「よいもの」と勘違いしやすいのです。しかし、この成分が配合されたシャンプーは、強力な洗浄力と脱脂力があり、頭皮から水分と油分を奪い、フケ・かゆみ・肌荒れの原因になる可能性があります。
なぜこのようなシャンプーが存在するのかといえば、泡立ちがよく、頭皮の脂も洗い流すことで、使用する人に心理的な「スッキリ感」を感じさせるのが主な目的になっているからです。この手のシャンプーは、強力な脱脂作用によってシャンプー後には髪自体がきしむので、それを補うためのコンディショナーがセット販売されています。シリコン系の成分や合成された油脂分が配合されたコンディショナーでフォローすることで髪に被膜を作り、サラサラ感を演出するのです。
こうしたテクスチャー(サッパリ感やサラサラ感)のみを追求したシャンプーやコンディショナーを長期間使い続けると、地肌や髪にダメージを与え髪が細くなり抜け毛が増える可能性があります。髪の地肌は例えるならば土壌です。抜け毛を防ぎ、太く立派な髪の毛を育てたいのであれば、土壌(地肌)にいい影響を与えるシャンプーを使用したいものです。
デキる男のシャンプーのしかたとは?
シャンプー前に軽くブラッシングをして、髪の埃や汚れを落としましょう。また、ブラッシングすることで、整髪料などのからみをほぐし、シャンプー時の髪の負担や脱毛を防ぎます。また、頭皮の皮脂やフケが浮いて、汚れが流れやすくなります。最初はお湯だけで素洗いして、皮脂や埃、整髪料やスタイリング剤を落とします。そうすることで、その後のシャンプーの泡立ちがよくなり、シャンプーの量を減らすことにつながります。
シャンプーは直接地肌につけないで、掌全体に広げて泡立ててから、髪の毛や頭皮を洗います。爪を立てずに、指先で後ろから前に向けて軽くマッサージするように洗います。頭皮を前後に動かすような感じと覚えてください。そして、あまり時間をかけずに洗い終わりましょう。すすぎは十分にしてください。
ムースなどの整髪料やスタイリング剤を使っていない人は、毎日のシャンプーは不要です。お湯だけで地肌をマッサージするように洗うだけで十分です。毎日シャンプーする人は、地肌ではなく髪を洗う感覚でちょうどよいと思います。
コンディショナーやリンスは、地肌につかないように髪だけにつけて、3分ほどおいてから洗い流します。髪の短い人は、コンディショナーは不要です。その分、質のいいシャンプーを選ぶようにしてください。髪は濡れたまま放置するとよくないので、すぐにドライヤーで乾かしてください。
ヘアトニック剤は、地肌を守るというよりは単に清涼感を高めるだけのものが多く、エタノール(アルコール)満載なので、使う場合は気をつけましょう。
ヘアケアをしっかりしてデキる男に!
いかがでしたか?今のシャンプーの選び方・シャンプーのしかたを少し変えるだけで、仕事がデキる男性に見られるようになるかもしれません。ヘアケアへの意識を変えて、見た目もデキる男性の仲間入りをしましょう!
「エグゼクティブになる人の若々しい顔のつくり方」(著:野々下一美)より
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