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肌のかゆみを防ぐには?おすすめのスキンケア方法をご紹介

「エグゼクティブになる人の若々しい顔のつくり方」(著:野々下一美)より

かゆくて我慢できないとき

Matured sneering man scratching his unshaven chin, outdoor cropped shot

まずは、かゆみの原因を探りましょう。虫刺されなどの外的要因なのか。もしくはアレルギーなどの内的要因なのか。薬疹なのか、水なのか、空気の乾燥なのか、何かしら原因はあるはずです。

海外旅行をされたことのある人ならば、ヨーロッパに多い硬水でシャワーを浴びたために、肌のトラブルを起こしたという人も多いでしょう。

乾燥がかゆみの原因であった場合、

①皮膚のバリア機能が衰えている

②加齢による代謝不足

③外的環境(気温や湿度、水)

の3点について疑ってみましょう。

いずれにしても保湿が必要ですので、化粧水で水分を補ってあげましょう。そしてその後に、乳液やクリームなどで蒸発しないようにふたをしてあげましょう。

化粧水の付け方

①てのひらに化粧水を適量とる。

②目の周り→口の周り→頬→Tゾーンの順でつける。

③てのひらで包み込むようにおさえる。

洗顔後、すぐに化粧水適量を、てのひらにのせます。そして、目の周り、口の周り、頬、Tゾーンの順番でつけていきます。コットンを使用する方法もありますが、男性の場合、髭にコットンがついてしまうので、てのひらを使った方がよいでしょう。てのひらに適量をとり、こすり合わせるように広げて、押さえるようにつけていきます。

乳液やクリームも使って

young caucasian man applying eye cream on face. Horizontal shape, front view, head and shoulders

乳液またはクリームは、肌から化粧水を蒸発させず油分補給のために必要です。しかし、皮脂分泌量や皮脂膜の回復には個人差があります。また、季節によっても乾燥の度合いが違ってくるので、だれでもいつでも必要なわけではありません。皮脂の多い人、夏場で肌がしっとりしているときなどは、つけなくても大丈夫でしょう。しかし冬場はかなり乾燥しますので、皮脂が出る人でも、乳液かクリームは必要になります。

治療が必要な場合も

なお、かゆみを伴う疾患にはアトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎(かぶれ)、じんましん、水虫や白癬菌、あせも、などが考えられますので、病院で治療してください。

とにかくかゆい、という場合には炎症を起こして発熱していることが多くあります。まずは、冷やすことでかゆみを和らげ、ひっかかないことを最優先にします。

普段のスキンケアは

Handsome man washing face in bathroom in morning

普段は基本的に洗顔は朝晩2回で十分です。夜、入浴時に洗顔をして化粧水をつけます。そして、その後に乳液かクリームで保湿ケアをして就寝します。すると、翌朝起きたときには、理想的な皮脂膜が形成されているはずです。ですから、朝は洗顔料を使わずにぬるま湯だけで余計な皮脂を洗い流すくらいでちょうどいいのです。

理想の肌は弱酸性

肌を覆う皮脂膜は弱酸性です。バリアである皮脂膜が洗顔などで取れてしまうと、乾燥などの影響を受けやすくなります。また、石鹸で洗顔をすると、石鹸自体が弱アルカリ性ですから、肌もアルカリ性に傾きます。

肌がアルカリ性のまま長く放置されると、雑菌が付きやすく乾燥肌になり、かゆみやニキビなど、トラブルの原因になります。石鹸で洗顔後にそのまま放置すると、肌のトラブルを招きかねないので、化粧水で弱酸性に戻す必要があります。

洗いすぎは禁物

よく脂性肌の人で、洗っても洗っても、すぐにベトつくという人がいます。皮脂膜は水分と油分のバランスで成立していますから、肌の水分量が少ないと、その少ない水分の蒸発を防ぐために、肌が皮脂を分泌してバリアを作ろうとします。皮脂分を取ろうと思ってしっかり洗顔すると、逆に皮脂の分泌を促してしまうのです。

脂性の人は、脂を取るのではなく、水分を補給することに意識を傾けましょう。水分が潤沢に補給されていれば、皮脂を出す必要がなくなるからです。

スキンケアを見直してみる

Portrait of a young man in the bathroom applying after shave

かゆみがある方は、これを機会に日ごろのスキンケアを見直してみる必要があります。肌に刺激を加えず、洗顔はぬるま湯のみで洗顔料は中止し、保湿効果の高い化粧水(指定成分の入っていない超敏感肌用)かスプレー化粧水(エビアンやアベンヌウォーターなど)で水分を補給します。そして、その後、油分としては馬油、スクワランなどの純度の高い良質なオイルを少量伸ばして塗布します。これを1ヶ月ほど続けて様子をみてください。

顔拭きシートなどはエタノールが入っていないものを

顔拭きシートも制汗シートもアルコール分が入っているので、要注意です。アルコールが揮発する際に肌の水分も一緒に蒸発させてしまうからです。スッとして一瞬気持ちがいいのですが、肌から水分も失われているので、使いすぎには注意したいところです。肌がカサカサになる可能性があります。乾燥がかゆみの原因の場合もあるので注意しましょう。

水道水が原因の場合も

水道水の残留塩素が災いとなってかゆみが引き起こされている場合も考えられます。浄水で顔を洗うなり、水道水を中和するなり、洗顔時の水にも注意してみましょう。

水道水を中和及び弱酸性にするには、ビタミンC粉末を洗面器に耳かき1杯分程の少量を溶かして使ってみてください。ビタミンC粉末はドラッグストアやスーパーマーケットで、500グラム、600円から700円程度で購入できます。肌の状態が悪いときほど、日ごろのスキンケアを見直してみましょう。

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