皆さんこんにちは。
ヨガと瞑想を使って心身の疲労を取り除く日本初の疲労回復専用ジム『ZEROGYM』にてヨガインストラクターをしている青木美穂です。
いまはテレワークも当たり前の時代になりました。テレワークが主流になり、便利になったことも多い一方で1日の運動量は減り、健康に悩みを抱える方は増えたように思います。

通勤がなくなったり、ジムに通えなくなったり、外出する機会が減ってしまっている今、ご自身で意識的に身体を動かす機会を作らなければ健康を保つ事が難しい時代になってきているなと感じます。
最近良く聞く身体のお悩みは運動不足によるぽっこりお腹です。一見痩せて見える方でも下腹だけが出てしまっている方もいますよね。

デスクワークで長時間同じ姿勢で座っていると骨盤が歪み、内臓の位置が下がってしまうので下腹が出やすくなります。

また運動不足で代謝が下がることで便秘になり、下腹が出てしまう方もいます。
今回ご紹介するヨガは普段あまり使わない筋肉を意識的に使いリンパの流れを促進することで痩せやすい身体を作り、同時に内臓に刺激を与えて便秘解消を目指せるポーズです!
ウエスト周りにアプローチをかけていきますのでぽっこりお腹に悩まれている方はぜひ実践してみて下さいね。

【三日月のポーズ】
1、椅子に深く座り、足幅は腰幅に開きましょう。両手を頭の上で組み、人差し指を立てます。

2、息を吸いながら、人差し指を天井方向に引き上げて背骨を伸ばし、吐く息では上体を右側に倒します。心地良く左の体側が伸びるところでストップしましょう。無理に倒しすぎると上体が前のめりになってしまい、体側をしっかり伸ばせないので注意しましょう。

3、左の体側の伸びを感じながらここでゆっくり5呼吸繰り返しましょう。余裕があれば視線は左斜め上を見上げます。さらにに胸が開いて呼吸が深くなっていきますよ。
反対も同様に行いましょう。

ウエスト周りにアプローチがかかるのでお腹の引き締めに効果的なポーズです!
また普段あまり伸ばすことのない体側に刺激を与えてリンパの流れを促進する事で、腰や腕などの疲れも緩和されますよ。
【ねじりのポーズ】
1、両足を揃えて、椅子に深く座ります。

2、右足が上になるように足を組みましょう。

3、左手を右膝の外側に添えて、右手で椅子の背もたれの持ちやすいところを持ちます。

4、一度息を吸って背骨を伸ばし、吐く息では上体を右側にねじりましょう。視線はできれば真後ろを見ます。ここで呼吸をゆっくり5呼吸繰り返します。吸う度に背骨を伸ばし、吐く度に上体をさらにねじりツイストを深めていきましょう。

ウエストをしっかりとねじる事でウエストが引き締められるのと同時に内臓に刺激を与えることができるので便秘解消にも効果的なポーズです。
【最後に】
ぽっこりと出た下腹を気にされてひたすら腹筋運動を頑張る方がいますが、腹筋運動をしただけではお腹を鍛えることはできない事ご存知ですか?

腹筋を細かく分解してみた時に腹横筋というお腹の最も内側、深層部にある筋肉(インナーマッスルとも言います)がありますが、この腹横筋を鍛える方法は一つ、”腹式呼吸”だけです。

呼吸をする時にお腹を膨らませたり、凹ませたりすることで鍛えられます。腹筋運動を頑張ってもなかなかお腹が凹まずに悩んでいる方はぜひ、今日ご紹介したヨガポーズを呼吸を意識しながら行なってみて下さい。

腹式呼吸は息を吸う時にお腹を膨らませて、吐く時にお腹を凹ませることが基本です。
呼吸を意識しながら身体を動かす事でお腹周りの変化をきっと感じていただけるはずです!
次回も椅子に座ったままできるヨガやストレッチをご紹介します。
お楽しみに!
