こんにちは。
松尾伊津香と申します。
私は現在、疲労回復専用ジムZEROGYMで
ビジネスパーソンの方々へ仕事のパフォーマンスを上げるための
フィットネスや瞑想の指導をしています。
「柔軟性」
こんなにも人をドキッとさせる言葉はないのではないでしょうか。
体が硬ければ硬い方ほど、それに対する憧れは強くなるのだと思います。
かつてミリオンヒットをたたき出したEiko氏の著書
「どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法」
が記憶に新しい人も多いのではないでしょうか。
>どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法
当時は書籍のヒットに合わせて、
お昼のニュースでも様々な開脚グッズの特集などが組まれていました。
ミリオンヒットともなると
男女問わず、若年層からお年寄りまで惹きつける内容であることがうかがえます。
どうしてそこまで私たちは「柔軟性」に憧れるのでしょう。
ZEROGYMではヨガやストレッチも取り入れていますが、
男性の受講生も多く、
自分の体の硬さに悩まれて体験にいらっしゃる方も多いです。
もちろん怪我を予防するためには体の柔軟性は大切です。
ただ、体が硬いこと自体は悪いことではないのに、
いかにもそれが恥ずかしいことのように、
体が硬い自分を見られたくないと感じていらっしゃる方もいます。
そんな体が硬い男性にクラスをさせていただく中で気づいたことがあります。
男性は 女性と同じやり方をしては柔軟性は上がらない。
もちろん同じ人間なので、骨や筋肉の数は一緒です。
しかし、やっぱりそこには性差が存在します。
男性の体は硬くなるように作られている?
私たちの体自体が、種の存続を前提に作られているので
男性と女性の性差は存在します。
女性は子供を産むために骨盤が開閉しますし、
柔らかい身体を持っています。
一方の男性はというと種の存続でいうと柔軟性は必要がない、
むしろ自分の種を残すために弱肉強食の中で
敵から生き延びねばならない強い体になるための仕組みが備わっています。
ホルモンの観点からも、
男性ホルモンであるテストステロンは筋肉を作るホルモンですし、
筋肉がつくということは体が硬くなりやすいということです。
(もちろんイコールではないですが、
きちんと柔軟性のトレーニングを行わない限りは硬くなります。)
それ自体は生まれ持った生物学的な仕組みに則っているわけで、
正しいと言えば正しいわけですが、
だからこそ、
硬くなるようにできている男性の体を柔らかくするためには、
女性のやり方ではうまくいかない
わけですね。
私が驚いた男性の体の硬さ
私は今までヨガスタジオやダイエットジムでの勤務をしてきましたが
全て女性専用でしたので、
男性のお体に真剣に向き合のはZEROGYMがはじめてでした。
その中で驚いた男性のお体の硬さを紹介します。
①正座ができない
プログラムを作るときに
極力男性の体に合わせて、と考えていましたが、
この悩みに関しては事前に予測できませんでした。
つまり、今までお体をみさせていただく中で
その悩みに出会ったことがなかったということ。
もちろん女性でも正座ができない方はいらっしゃると思いますが
悩まれる数の多さでいうと男性の方が圧倒的に多いです。
正座をする場面は多くはないにしろ、
法事などで正座を余儀なくされる場面もあると思うので、
そういう場面で正座(っぽく見せるけど実際は足首が浮いている)状態をキープするのは
相当に大変だろうと思います。
②お尻と腰が硬い
これも男性の体あるあるですね。
簡単に言うと
・前屈ができない
・あぐらで背中がまっすぐにならない
と言うこと。
骨盤周りは特にたくさんの筋肉が
折り重なっているので複雑です。
大きな筋肉とも連携してる上に
女性のように動く骨盤が備わっていない
男性の腰回りは簡単には柔らかくはなりません。
③腕を後ろで組んで肘を伸ばすことができない
「腕を後ろで組んで肘を伸ばす」
とはこのような形です。
(『超疲労回復』より)
これも最初に知った時は驚きました。
手を組むことができても肘が伸ばせない。
男性は首も太い方が多いですし、
背中の大きな筋肉や
肩から僧帽筋、上腕二頭筋なども連携して
関節の動きを制限しているのですね。
さて、このように硬くて然るべきな男性の体が
柔らかくなるには、
どうしたらよいのでしょうか?
何回かに分けて学んでみましょう。
続きは次回。
ZEROGYMでは男性の体に合わせたクラス指導を行っています♪
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