FOOD

疲労回復や風邪の予防におすすめの食材とは?

「忙しい人の世界一シンプルな「食」習慣」(著:杉本恵子)より

ストレスフリーな食材~緑黄色野菜ならコレだ!

ビタミンAECは免疫力を高めて風邪を引きにくい身体にする効果あり

Komatsuna is a leaf vegetable often enjoyed in Japan.

ビタミンACE(エース)と呼ばれる、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは相互作用で身体の免疫系を高め、風邪を引きにくい身体をつくってくれます。

冬におすすめの緑黄色野菜は小松菜・ホウレン草

冬の寒い季節にはビタミンAECを含んだ緑黄色野菜として小松菜やホウレン草がお勧め。特に小松菜は日本で独自に改良された野菜でもあり、日本人の食生活にも合っています。

夏におすすめの緑黄色野菜はオクラ・カボチャ

夏場も身体がダメージを受けやすいので、ビタミンAECを摂れる緑黄色野菜は欠かせません。オクラやカボチャなどは油との相性も良く、脂溶性ビタミンが含まれているので、油で炒めることでより栄養素を多く吸収することができます。

季節を感じられる緑黄色野菜は彩りだけでなく、それぞれの季節に合った身体の守りになるものが多いので、病気予防の点からも摂ることを心がけてください。

ストレスフリーな食材~淡色野菜ならコレだ!

一番のおすすめは大根!消化酵素ジアスターゼがすごい!

makin daikon oroshi

れんこん、大根、かぶなどの色の薄い野菜の中でも、一番のおすすめは大根です。大根には胃腸薬にも配合されている消化酵素であるジアスターゼ(アミラーゼ)が含まれています。

ジアスターゼは消化を助けてくれるだけでなく、脂肪やタンパク質を分解しやすくしてくれるため魚や肉類を食べるときに一緒に摂るのが効果的。

また大根をすりおろしたときに増す辛み成分「イソチオシアネート」は脂肪燃焼や抗酸化作用を持ってきるため、大根おろしを入れた「おろしそば」や豚肉炒めとダイコンおろしの組み合わせなどもお勧めです。

疲労回復や風邪の予防にはれんこんのビタミンCが効果的

Simmered lotus root and pork

冬が旬のれんこんも食物繊維が豊富で疲労回復に効果的な栄養素が多い淡色野菜。

特に通常のビタミンCは熱に弱く、煮物などにすると流れ出してしまいますが、れんこんの場合は粘り気と共にビタミンCが比較的留まりやすいことから、風邪の季節の予防などにもピッタリの食材です。

ストレスフリーな食材~果物ならコレだ!

ビタミンCが豊富で果糖が少ない柑橘系がおすすめ

fresh fruits background

ビジネスパーソンにぜひ摂ってもらいたいのは柑橘系の果物です。甘さが前面に出てくるものよりも酸っぱい果物。

柑橘系とは簡単に言えばみかんですね。みかんにもさまざまな種類がありますが、清美オレンジやネーブルなどはその中でも酸味が少なめで甘みが強いです。

逆に、はっさく、グレープフルーツなどは逆に甘みは少なめで酸っぱいですし、レモンにいたってはご存知の通りかなり酸っぱいですよね。

食べにくいものを無理をする必要はないのですが、選ぶ機会があるのでしたが、酸っぱさを感じる柑橘系をおすすめします。

食物繊維豊富で食べやすいキウイもおすすめ

isolated kiwi on the white background

キウイはビタミンCや食物繊維が豊富で値段も手頃なので食べやすいと思います。酸っぱいということは、それだけビタミンCが含まれていて果糖が少ないものが多いため、糖分が中性脂肪に変わりにくいのが特徴。

それほど肉をたくさん食べていないのに中性脂肪(TG)の値が高いという人で意外に多いのが、糖度が高く甘い果物が大好きでたくさん食べているというケースです。

糖質の摂り過ぎも中性脂肪を増加させる要因になります。モモやナシ、メロン、スイカなどの甘い果物は旬の季節に楽しむのはいいのですが、甘い果物を年中食べているという状態はあまり良くありません。

身体にいいとされている柿も甘いものにはご注意!

以前に遭遇したケースでは、福井県の越前地域の方々が中性脂肪の値が高くなっている皆さんが多いことがありました。要因を調べてみると、地域の特産である柿をかなりの頻度で食べていて、中性脂肪の値が高くなっていたのです。

一般的には身体と健康にいい食材ですが、甘い柿は糖質が高くなっています。それらを毎日のように食べ続けると、やはり中性脂肪が高くなってしまうのです。

それでも好きなものはやめられないし、柿はおすそわけでいただくので食べないわけにはいかないということ。

糖分のとりすぎは「黒い食材」を一緒に摂ることで脂質や糖質を体外へ排出

そこで、「忙しい人の世界一シンプルな「食」習慣」の著者である杉本恵子さんは、毎食黒い食材を必ず摂って、できるだけ余分は脂質や糖質を外に出すように食生活の改善を提案されたそうです。

黒い食材とは、海藻類、キノコ類など腸の働きや腸内環境をよくするために欠かせないものです。

具体的には海藻類はメカブやモズク、ワカメ、海苔、キノコ類は、しいたけ、まいたけ、しめじ。他にも黒ゴマ、黒豆も黒に含まれます。

現代の果物が昔より格段に甘くなっているため、やはり摂りすぎにならないように意識してマネジメントすることが必要なのです。

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