FOOD

腸内環境や免疫力の向上にオススメの食材とは?

「忙しい人の世界一シンプルな「食」習慣」(著:杉本恵子)より

ストレスフリーな食材~海藻類ならコレだ!

海藻類は腸内環境を整えるのに最適!

A delicious fresh seaweed salad.

暴飲暴食をしても体型が変わることなく、身体の不調も感じなかった10代、20代。しかし最近は何だかちょっと体型が気になるし、体も疲れやすい・・・。

そんな風に健康を考えて食事を気にしはじめている30代、40代のビジネスパーソンに、腸内環境を整えたり、免疫力アップが期待できたりする特におすすめの食材をご紹介します。

おすすめはワカメやモズク、メカブなど、コンビニやスーパーでも手に入りやすいもの。水で戻して料理をしなくてもパック入りでそのまま食べられるように味付けされたものが、たくさん揃っています。

ちょっと気を付けたいのは、味付けが濃いものもある点。セブン-イレブンのパック入りメカブも当初は味付けが濃かったようですが、

「忙しい人の世界一シンプルな「食」習慣」の著者である杉本恵子さんがこの商品開発に携わり、健康を考えて薄味に改善をしたそうです。

パックのメカブにキュウリの千切りを足したものがおすすめ

もしできるなら、パックのメカブにキュウリなどを千切りにしたものを入れて一緒に食べるようにすると、より塩分などを排出しやすくさっぱりとおいしく食べられると思います。

なによりメカブのヌルヌル成分であるフコイダンは、体内でガン細胞を攻撃するナチュラルキラー(NK)細胞を増やし免疫機能を高める働きがあります。

さらにメカブは水溶性食物繊維の固まりでもあるので、お腹の中をきれいに掃除し、腸内環境を整えてストレスにも強い身体をつくることも助けてくれるのです。

忙しいときこそ薬に頼らず海藻類で胃腸をストレスから守る

Man On Sofa Having Headache

忙しい生活が続くと、どうしても食生活にまで気が回らなくなりがちですが、そんなときほど海藻類を意識して摂ってください。特に仕事のプレッシャーなどで胃腸にくることが多い人は、お腹が痛くなったり苦しくなると仕事のパフォーマンスにも影響してしまいます。

そうしたときに薬に頼るのではなく、普段から海藻類を意識して摂取して胃腸をしっかりガードしておくと、胃腸がストレスに負けるのを防いでくれます。

胃腸は体内でももっとも刺激が集まりやすくストレスの影響を受けやすいため、何も対処をしないのは免疫系の低下にもつながってくるのです。

きれいな腸の形で排便できていますか?

一つの目安としては排便時に、きれいな腸の形で出てきているかどうか。腸内に便が溜まっていて、きれいな形で排便できないことが続いているようなら腸がダメージを受けている可能性が大。

薬を使って腸をケアしていると、腸が薬に頼ってしまうことも気になります。そうなると慢性的な便秘になり、身体の中に老廃物が溜まることでの悪影響が心配になってきます。

やはり普段の食のマネジメントで腸を整えるためにも、海藻類を今より多く摂ることを心がけてみてはどうでしょうか。

ストレスフリーな食材~きのこ類ならコレだ!

Shiitake

きのこ類は低カロリーかつ栄養豊富!しかも抗がん作用もある!

きのこ類は非常に低カロリーかつ、さまざまな栄養素が詰まった食材。中でもキノコ類の抗がん作用はさまざまな研究で明らかになってきています。

その一つが、ベータグルカンと呼ばれる抗腫瘍多糖です。このベータグルカンは、ほとんどのきのこ類に含まれていてマクロファージ、T細胞、ナチュラルキラー(NK)細胞などの免疫細胞の活動を促し、免疫系を高めてくれる働きをします。

きのこの旬も本来なら秋から冬ですが、現在は工場で生産されたものがスーパーなどで多く出回っています。

自生しているきのこに比べると栄養価は低くなるかもしれませんが、逆に食べやすいものもあるため一概に自生のものがいいとも言えません。

熱を加えても栄養価が変化しないものが多いので、パスタと一緒に炒めたり、味噌汁の具に入れるなどして食べるようにしましょう。

一番のおすすめは生より10倍のビタミンDが摂れる「干ししいたけ」

Close up of dry shiitake mushrooms on white wood background

一番のおすすめは天日干しされた干しシイタケです。生のシイタケに比べてビタミンDの含有量が約10倍あります。

ビタミンDが不足するとイライラしやすくなったり、神経が過敏になるため、何かとプレッシャーのかかることの多いビジネスパーソンはぜひ摂りたい食材の一つです。

何本か決めてお休みのときに水で戻しておきましょう。柔らかくなっていればいつでも使うことができます。

即席味噌汁や蕎麦・うどんの薬味・玉子焼きに入れても美味しいですよ。戻した汁も捨てずに出汁に使いましょう。

自炊ができないときにも意識しておこう

忙しいとつい手軽に食べられるファーストフードやインスタント食品に頼ってしまうこともあるかもしれません。

でも、そんな時、ファーストフード店のメニューを思い浮かべて、ほとんど海藻類、キノコ類は摂れないということを思い出してみてください。

そしてコンビニで食料を買うときには、海藻類、きのこ類を食べることを意識してみてください。

「ミートソースパスタとコーンスープ」のつもりが、思いなおして「きのこのパスタとワカメスープ」に変えてみるだけでも、違ってきますよ。自炊ができなくても、腸内環境や免疫力の向上を助けてくれる食事はできることを忘れないでくださいね。

 

関連書籍のご案内

記事の内容をさらに知りたい方はこちらの本をお読みください。

今、あなたにオススメ