こちらの記事はアプルロン社「筋トレウェブサイト」の提供でお送りします。
空腹感を制すGI値とは?
GIはGlycemic Indexの略です。
食品を食べると血糖値が上がりますが、GI値は食品を食べた際の血糖値の上昇の速さを示しています。
つまり、GI値が大きければ大きいほど食後の血糖値は素早く上昇するということです。
GI値はブドウ糖を摂取した場合のGI値を100として、その他の食品のGI値を相対的に算出しています。
基本的にGI値は60を超えると高GI値と判断され、60を下回ると低GI値と判断されます。
食品のGI値が大き場合と低い場合の影響は?

それでは、GI値が大きい食品を食べると健康にどのような影響があるのでしょうか。
GI値が大きい食品を食べたあと、血糖値(血液中の糖質の量)は急激に上昇します。
そこで身体は焦って大量のインスリンを分泌することにより、血糖値を下げます。
しかしインスリンは大量に分泌されてしまっているため、血糖値が標準値になってもさらに血糖値を下げてしまい、結局血糖値は標準値よりも大幅に低くなってしまいます。
血糖値が標準値より大幅に低くなってしまうと、身体は本能的に栄養が不十分であると感じ、それが空腹感が生じやすいのです。
血糖値が標準値を大幅に下回るまでに、食後から約2時間かかると言われています。
そのため、食後2時間ほど経つと自然と再び空腹感を感じてしまうのです。
実は、血糖値が上がると血管は傷つきもろくなってしまうことが分かっています。
血管が傷ついてはいずれ血管が破裂して危険なので、どうにかして血糖を減らす必要があります。
体内で分泌されるインスリンは、血液中の血糖を身体の中に溜め込むことにより血糖値を下げてくれます。
また、GI値が低い食品を食べると、血糖値の上昇は非常に緩やかになります。
そのため、血糖値を減らすために身体が分泌するインスリンも少量で済みます。
インスリンは少量しか分泌されていないので、インスリン作用後の血糖値は標準値よりも少し低くなる程度で収まります。
血糖値は標準値よりも少ししか低下していないので、身体は本能的に栄養十分であると判断し、空腹感は生じにくいのです。
GI値を比べる際、絶対に気をつけるべきこととは?

食品のGI値は単純に比較してはいけません。
どれだけGI値が低い食品でも、食べ過ぎれば血糖値は急激に上昇しインスリンが大量に分泌されてしまいます。
このように、GI値が低い食品も、食べ過ぎれば結局はGI値の高い食品のように振る舞うからです。
GI値の表にはその食品の摂取量が書いていない場合が非常に多いです。
そのような表は、上記の理由から全くあてにならないので注意が必要です。
食品のGI値一覧

以下に示す表は、食品のGI値とその摂取量の一部を示しています。
主食類

野菜類

果物類

豆類

飲料類

より多くの食品のGI値が知りたい方は、下記のデータベースへのリンクを参考にしてください。
データベース自体はハーバード大医学部の研究結果であり、非常に信頼できるデータベースです。
参考:http://Glycemic index and glycemic load for 100+ foods
GI値の低いものを積極的に!

空腹感を感じにくくするためには、GI値が低い食べ物を選ぶようにすることが大切だということがお分かり頂けましたでしょうか?
減量時の空腹を我慢するのが辛い方は、空腹を感じないためにもGI値の低いものを積極的に摂取していきましょう。
しかし食べ過ぎは禁物ですよ!!
