「なぜあの人は、夜中にラーメン食べても太らないのか?」(著:道江美貴子)より
気をつけているのに…なぜ痩せない?
30~40代になると、健康のために「食べ過ぎに気をつけている」という人も多いと思います。
しかし、その中には、「そんなに食べてないのに体重が増えてきた」「食べる量を控えているのに痩せない」という人もいるのではないでしょうか。
そんな人の食事内容をチェックすると、たいてい「食べ過ぎ」の傾向が。
「少食」なのに「食べ過ぎ」?
「食べないように気をつけている」のに「食べ過ぎ」とは、どういうことなのでしょうか。
この疑問を解くカギは、食べ物の選び方。「カロリーが少なそう」「量が少なそう」といった、なんとなくの印象で食べ物を選んでいませんか?
このような選び方をしてしまうと、自分の食べているモノのカロリーがどの程度か、またそれが高いのか、低いのかを知らないまま食事をとることになります。その結果、実際は高カロリーな食事なのにもかかわらず、「食べていないつもり」になってしまうのです。
少食なのに太る。その食事パターンとは
では、どんな食べ物に注意すべきなのでしょうか。意外にカロリーが高い食事のパターンを2つご紹介しましょう。
1.37歳のプログラマー 後藤さんの1日の食事
- 朝:ミックスサンド、ツナマヨおにぎり、カフェオレ
- 昼:カップ焼そば、ゴボウサラダ、コーラ
- 夜:チキン南蛮弁当、缶ビール
パッと見た感じは、それほど食べ過ぎに感じないかもしれません。しかし、1日の合計は、2727キロカロリー。成人男性に必要な1日の摂取カロリーを2200キロカロリーとすると、なんと約500キロカロリー(ピラフ約1人前)もオーバーしています。
・後藤さんの食事がダメな理由
①ミックスサンドのマヨネーズ
ミックスサンドはレタスも入っていて、そこそこヘルシーなイメージがあるかもしれません。ですが、油を多く含むマヨネーズを使っているので、約320キロカロリーもあります。
②カップ焼きそばの油と麺
カップ焼そばは、ソースに多くの油が混ざっています。また、スープなしで満足感を出すために麺自体の量もカップラーメンより多いので、想像以上に高カロリー。カップラーメンがだいたい300〜400キロカロリーなのに対し、カップ焼そばは500キロカロリー以上もあります。とくにマヨネーズがついているものは要注意です。
③チキン南蛮の「ダブルの油」
チキン南蛮は、「揚げ物の油」と「タルタルソースのマヨネーズ」で、脂質の多いものがダブルで入っており、約900キロカロリーにもなります。
2.30歳の営業マン 村田さんの1日の食事
- 朝:鮭おにぎり、メロンパン、コーヒー
- 昼:焼餃子、チャーハン
- 間食:キャラメルフラペチーノ
- 夜:焼鳥2本、ポテトチップス1袋、缶ビール2本
朝食は、分量的には大したことはないですね。夜も酒のおつまみ程度で、あまり「がっつり感」はありません。でも、合計でなんと2846キロカロリーもあり、約600キロカロリー(ナポリタン約1人前)も過剰になっています。
・村田さんの食事がダメな理由
①高カロリーなパン
菓子パンや調理パンは、意外なほどカロリーが高いです。メロンパンの場合は300〜450キロカロリーもあります。
②油の多い中華料理
定番のチャーハンと焼餃子のセットは、油を多く使っているのでかなり高カロリー。1000キロカロリー前後あります。
③手軽にとれる、高カロリーなスナック菓子や飲み物
ポテトチップスなどのスナック菓子は、1袋当たり300〜500キロカロリーもあります。また、甘い飲み物や生クリームがトッピングされている飲み物は、250〜300キロカロリー。茶碗1杯のごはんと同じくらいのカロリーがあるのです。
「食べ過ぎ」にならないために
いかがでしたか?知らず知らずのうちに食べ過ぎにならないようにするためには、自分の口に入るモノに関心を持つことが基本です。意識的に食べ物を選び、仕事でのハイパフォーマンスや疲れない体を手に入れましょう。
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